2005年度上智大学シラバス

◆文献演習Ⅹa - (前)
吉村和明
○講義概要
レチフ=ド=ラ=ブルトンヌ『パリの夜』を購読する。18世紀末、革命の足音が聞こえる旧体制末期のパリ。その「闇」の部分に目を向けて,暗がりにうごめく怪しげな存在たちを興味深く描き出し、19世紀以降一般化することになる「パリの神話」の形成に大きな役割を果たしたのがこの作品である。昨年度後期からの継続だが、ほぼ独立したたくさんの章からなっているので、今年度からの受講でもとくに支障はない。基本に忠実な正確な読解をこころがけたい。
○評価方法
出席状況(10%)、授業参画(20%)、リアクションペーパー(10%)、前期学期末試験(授業期間中)(60%)
授業への参加,レポート,試験などで,総合的に評価する。
○テキスト
Retif de la Bretonne『Les Nuits de paris』 folio, 1986
○必要な外国語
フランス語
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1導入
2RetifdelaBretonne,LesnuitsdeParis
3(以下同じ)
4試験

  

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