○講義概要 |
『エセー』の著者として知られるフランス16世紀の代表的作家モンテーニュの『旅日記』(1580年9月からおよそ15ヶ月に及ぶ旅の日記)を読む。旅人モンテーニュとともに当時のヨーロッパ諸国の生きた社会を垣間見ながら、『エセー』の記述との関連やモンテーニュの旅の思想、医学批判などを見ていく。後期はイタリアの旅(ローマ滞在およびデラ・ヴラ温泉滞在)を中心に『旅日記』の後半部を読む。テキストは綴り字を現代化して示しているので、授業時に配布するglossaireを参照することによって16世紀のフランス語を比較的容易に読みすすめることができよう。なお参考文献等は授業時に適宜紹介する。
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○評価方法 |
出席状況(40%)、授業参画(20%)、レポート(40%) 出席,授業への勤勉かつ積極的な取り組み,学期末レポートにより総合的に行なう。
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○テキスト |
『Journal de voyage(Edition de Fausta Garavini)』 Gallimard(Collection folio), 1983
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○授業計画 |
1 | ローマ到着まで テキスト(pp.187-191) |
2 | 同上 |
3 | ローマ滞在(1) (pp.221-224) |
4 | 同上(2) |
5 | ローマからティヴォリまで(1) (pp.229-233) |
6 | 同上(2) |
7 | デラ・ヴィラ温泉(1) (pp.269-271) |
8 | 同上(2) (pp.276-278) |
9 | 同上(3) 以下、未定 |
10 | 同上(4) |
11 | 同上(5) |
12 | まとめ En guise de conclusion |
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By:上智大学学事部学務課
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