○講義概要 |
専門的研究のスタート地点として、自分で調べることの意味、楽しさ、調べるためのさまざまな技能の修得をめざしたい。歴史学ならびに中国の近・現代史に関する論文をゼミナール形式で学ぶ。当初は比較的短い日本文の論文からはいり,長文を読んで大意を理解し,討論する練習をする。さしあたり、日中戦争の理解とそれをめぐる最近の論争、歴史の史実とそれをめぐる当事者の記憶、政治的な記念、毛沢東の虚像と実像、外側から見た中国の歴史像などを取り上げてみたい。さらに,進行の途中で,関連する中国文を用いた論文も紹介したい。
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○評価方法 |
出席状況(80%)、授業参画(50%)、レポート(50%) 出席を含めた平常点で評価するが,各自の発表の際のプリント等も参考にする。
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○テキスト |
安井三吉『柳条湖事件から盧溝橋事件へー1930年代華北を巡る日中の対抗ー』 研文出版 2003年 李志綏著(新庄哲夫訳)『毛沢東の私生活 上下』 文春文庫 1996年
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○授業計画 |
1 | 日中戦争についての安井氏の著書の紹介から始める予定であるが、具体的な計画、分担、発表の形態などについては、初回に相談しながら決めたい。 |
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By:上智大学学事部学務課
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