2005年度上智大学シラバス

◆文献講読ⅢB(ドイツ語) - (後)
大橋容一郎
○講義概要
前期に引き続き、Immanuel KantのProlegomena(1783)をゼミナール形式で読解する。参加者には毎週全文訳ないしドイツ語レジュメを提出してもらい、発表者と質問者を立て、討議を行う。
本書は、カントが『純粋理性批判』への誤読に対して、理論的認識と形而上学との関係を包括的に提示した著作である。本授業は、認識論と形而上学の関係を探求することをめざす。
ドイツ語Ⅱで培ったドイツ語の能力は前提となるが、たんにドイツ語が読めることが目的ではない。哲学的内容をいかに理解し、自己の立場を構築できるかが重要である。
○評価方法
出席状況(25%)、授業参画(25%)、リアクションペーパー(50%)
○テキスト
Immanuel Kant『Prolegomena zu einer jeden kuenftigen Metaphysik』 1783 (版名は問わないが、毎回ドイツ語原典を持参すること。)
○参考書
『参考文献一覧は、オリエンテーション時にプリントで配布する。』
○必要な外国語
ドイツ語Ⅱ
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1前期内容の引き継ぎ
オリエンテーション、発表担当等の決定
2毎回の範囲は参加者と相談する
(以下同様)

  

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