2005年度上智大学シラバス

◆模擬裁判(刑事) - (後)
更田 義彦,岩瀬 徹,猪俣 尚人
○講義概要
第1審刑事裁判の過程における主要な局面について、学生が裁判官、検察官、弁護人等の役割を分担して訴訟活動を実演し、これを通じて、実務における刑事手続法の機能等を体得するとともに、証拠に基づく事実認定、証人尋問の技法、各種の訴訟行為の在り方などを体験理解することを目標とする。検察官役においては、捜査記録に基づく起訴状の作成、第1回公判期日前の事前準備活動(記録の整理、証拠の開示、争点の確定、立証計画の策定、冒頭陳述の作成など)、公判段階における立証活動(証人との事前面接、証人尋問における主尋問の技法、特信性立証のための尋問技法など)、論告・求刑の仕方などを担当し、実践する。弁護人役においては、第1回公判期日前の事前準備活動(被告人との接見、開示記録の検討、弁護方針の策定、検察官請求証拠に対する意見、証拠の収集、立証計画の策定、冒頭陳述の作成など)、公判段階における立証活動(検察官請求の証人に対する反対尋問の技法、弁護側立証の技法)、弁論などを担当し、実践する。
○評価方法
授業への準備と参加の状況による。
○テキスト
実際の刑事裁判記録
○参考書
適宜指示する。
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1模擬裁判という科目の性質上,機械的に,週1回の授業を繰り返すことはしない。実質的にみて、1回90分,13回分の内容となるように配慮する。
オリエンテーション
2公判準備
3公判期日
4講評

  

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