2005年度上智大学シラバス

◆商法基礎 - (後)
吉川栄一
○講義概要
法学未修者を対象として、商法の全領域(商法総則、会社法、商取引法、手形小切手法)について、前期に行われる「民法基礎」に上積みして、企業に関する法としての商法とは何かを理解させることに主眼を置く。商法の占める法領域は広範囲に及ぶので、法体系の全体像(GENERAL)を把握するとともに、そこで成立している商法理論と実際に生起している具体的問題を提示して、はじめて商法を学ぶ学生向けの講義を展開する。受講者は、予め「教材商法基礎」について、予習しておくことが求められる。
○評価方法
出席状況(20%)、レポート(10%)、前期学期末試験(定期試験期間中)(70%)
出席状況、リポ-ト提出および期末試験の成績を総合して評価する。
○テキスト
『「教材商法基礎」を使用する。事前に配布する。』
○参考書
鴻 常夫『「商法総則(新訂第5版)」』(弘文堂)
江頭憲治郎『「株式会社・有限会社法(第4版)」』(有斐閣)
田辺光政『「新版手形法小切手法」』(中央経済社)
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1企業法としての商法(総論)【1回】
2企業主体【7回】
3企業の組織と運営【8回】
4株式・社債と企業資金の調達【4回】
5企業の取引活動【3回】
6企業間取引の決済方法【6回】
7企業会計と開示【1回】

  

Copyright (C) 2004 Sophia University
By:上智大学学事部学務課