2005年度上智大学シラバス

◆ラテンアメリカ社会研究 - (通)
幡谷 則子
○講義概要
本演習は、グローバル化時代のラテンアメリカ社会で発生しているさまざまな社会問題とそれに対する国際的アプローチについて、地域社会の視点に立って接近する視座を養うことを目的とする。貿易自由化と新しい地域統合の動きによって、近年開発戦略も変貌しつつある。国際援助機関がめざす「市民社会参加型」という言説や、「国境を越えた連帯」というアピールが地域社会における実態と認識に即しているかあるいは乖離しているか、さまざまな事例とそれに関する論考を考察することによって議論したい。
○評価方法
出席状況(10%)、授業参画(30%)、レポート(60%)
○参考書
Smith, Jackie & Hank Johnston『Globalization and Resistance: Transnational Dimensions of Social Movements』Rowman & Littlefield 2002
Halebsky, Sandor & Richard L. Harris『Capital, power and inequality in Latin America』Westview 1995
Warren, Kay & Jean Jacson『Indigenous Movements, Self-representation, and the State in Latin America』University of Texas, 2002
○必要な外国語
英語
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1初回講義で提示する。

  

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