2005年度上智大学シラバス

◆言語障害学特殊講義B(言語発達遅滞) - (後)
飯高・大石・原
○講義概要
Speechとlanguageの健常発達の道筋をたどりながら,それぞれの発達段階にみられるつまずきの事例など,関連する視聴覚教材を用いながら授業をすすめる。一方的な講義にならないよう,授業内容について自分の考えや疑問を歓迎する。
○評価方法
出席状況(30%)、授業参画(20%)、リアクションペーパー(30%)、前期学期末試験(授業期間中)(20%)
出席記録となる毎回のリアクションペーパーの内容と,最終テストでの自己評価を総合して、成績をつける。
○参考書
大石敬子編『ことばの評価と指導』大修館
飯高京子他編『言語発達事例集(1,2)』学苑社
高須賀・斉藤共編『言語発達遅滞』協同医書出版
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1オリエンテーション、言語発達の基盤
2言語発達のみちすじ(1)前言語期のやりとり行動成立とつまずきへの対応
3音声言語発達の諸側面(マザリーズ、なん語、そしゃく機能)
4言語発達障害の原因
5言語症状の分析
6語彙の習得と語彙の乏しい事例への対応
7文の獲得とそのつまずきのある事例への対応
8音韻意識の発達と文字言語への導入
9学習障害(読み)単文字レベルにつまずく例への対応
10学習障害(読み)文章レベルにつまずく例への対応
11語用論でつまずく例と対応
12言語発達遅滞児とその両親にたいする地域の支援体制
13まとめ、小テスト

  

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