2005年度上智大学シラバス
○講義概要 |
フィールドワークは、社会科学・人文科学の研究を志すものにとって重要な調査手法のひとつである。近年、その方法論や認識論をめぐる議論が活発になってきた。本講義では、エスノグラフィ調査やライフヒストリー調査におけるライフストーリー・インタビューの方法論を、被差別者や逸脱者、病者などの社会の周辺に位置づけられたり、社会問題の対象にされたりする人びとのライフストーリーを主な事例に、認識論と解釈枠組み、具体的な調査実践のあり方から検討する。実証主義、実在論、構築主義などの認識論と調査方法、ラポールをめぐる問題、語りの分析と解釈の枠組み、記述の方法などを考察する。
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○テキスト |
桜井 厚『インタビューの社会学』 せりか書房、2002年 桜井 厚『境界文化のライフストーリー』 せりか書房、2005年
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○参考書 |
J.ホルスタイン、J.グブリアム『アクティヴ・インタビュー』せりか書房、2004年
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By:上智大学学事部学務課
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