2005年度上智大学シラバス

◆日本史特講(古代史) - (通)
平田耿二
○科目サブタイトル
天平の光と影
○講義概要
昨年度に引き続き、奈良時代の政治史について講義する。
今年度は藤原仲麻呂政権から称徳・道鏡政権の成立まで
を取り扱う。従来の研究とは異なる研究成果を披露して、
学界をリードする意欲を聴講者に植え付けるよう努める。
○評価方法
出席状況、授業参画、リアクションペーパー、レポート
学術論文に匹敵するレポートの提出を義務づける。
○テキスト
講義のみ
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1第一部 藤原仲麻呂の行財政改革 政権確立後の治績
2       〃
3門閥主義の否定による官僚制の実現 姓制度の実現
4       〃
5原・公卿補任の編纂
6原・新撰姓氏録の編纂
7国史・続日本紀の編纂
8右大臣就任後の治績 権力基盤の強化と辺境対策
9       〃
10外交政策 東アジア情勢の緊迫化―安史の乱
11       〃
12対朝鮮外交―北風と太陽
13政治情勢の変化 太政大臣就任後の治績
14       〃
15       〃
16光明皇太后の死と飛鳥新京
17北京の造営と鎮護寺・石山寺
18      〃
19北京・保良宮の恋―孝謙上皇と道鏡
20藤原仲麻呂政権崩壊へ 仲麻呂政権ゆらぐ
21       〃
22政体分裂へ
23  〃
24仲麻呂政権をめぐる紀朝臣氏の内部抗争
25       〃
26仲麻呂追放の謀略―紀朝臣益女と道鏡
27       〃
28仲麻呂の乱 乱の経過
29仲麻呂政権崩壊の意味するもの
30敗れし者への共感


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