2005年度上智大学シラバス

◆近世哲学文献研究ⅣB - (後)
谷口薫
○講義概要
前期の講義の問題意識を引き継ぐ形で行う。20世紀フランスの代表的な哲学者の一人であるベルクソンについて、後期はその生命論を詳しく取り上げながら、考察を進める。ベルクソンの生命論には、心身問題、言語が認識において果たす役割、思考における社会性の介入の問題など、様々な哲学的論点が凝縮されて現れる。ベルクソンの思索の歩みを辿りつつ、その中に出現する哲学的諸問題および概念をてがかりに、受講者自身に積極的な「哲学的思考」の実践を促すものとする。
○評価方法
受講者のきちんとした出席・授業参加を前提とした上で、学期末にレポートを実施し、その成績と平常点を総合的に評価する。
○テキスト
『特に用いない。授業中にプリントを配布する。』
○参考書
ベルクソン『ベルクソン全集 4『創造的進化』
        7『思想と動くもの』他』白水社
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1オリエンテーション
2フランス近現代思想における「生命」概念の発展
3ベルクソンの哲学とその生命論の位置づけ
4ベルクソンの生命論(1)
5ベルクソンの生命論(2)
6ベルクソンの生命論(3)
7ベルクソンの生命論(4)
8ベルクソンの生命論(5)
9ベルクソンの生命論(6)
10ベルクソンの生命論(7)
11ベルクソンの生命論(8)
12ベルクソンの生命論(9)
13ベルクソンの生命論(10)

  

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