2005年度上智大学シラバス

◆教父たちの思想Ⅰ - (後)
手塚奈々子
○講義概要
4世紀以降の教父たちの思想を通じて、彼らがギリシア哲学を用いながらいかにしてそれをキリスト教で克服し、各教義を成立させたか、そのプロセスおよび彼らが設立した制度に関して講義する。また、各教父たち独自の思想を通じて教父たちの生き様がその思想と一つであることを考察し、現代教会の土台となっている教父たちを深く味わうことによって、キリスト教の伝統の善さを学生に味わってもらうことを目的とする。具体的には、以下のプログラムで4世紀から8世紀までの教父たちについて講義していく。(重要な思想には、数回時間を取る。)
○評価方法
出席は、全講義の3分の2以上出席すること。学期末のレポートおよび出席回数は、単位認定に必須である。
○テキスト
授業時にプリントを配布する。
○参考書
授業時に適時指示する。
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1カパドキアの3教父と三位一体論論争
2ニュッサのグレゴリオス
3アウグスティヌス
4初代教会における修道制
5ヨアンネス・クリュソストモス
6エウァグリオス・ポンティコス
7ヨハネス・ガッシアヌス
8ヨアンネス・クリマコス
9ベネディクトゥス
10証聖者マクシモス
11ダマスコのヨアンネス
12イコン崇敬

  

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