─ 236 ─2. 海外実習科目(B群)では、国連機関の本部が集中するニューヨークやジュネーブ、バンコクなどを拠点として、修了後の国際キャリアを目指す上で貴重な実体験を提供することにより、実務型の知識とスキルや実践力を向上させます。 3. 応用科目(C群)および応用実務科目(D群)では、各領域の知識を広め、分析力や思考力および議論の展開力を高め、専門性を深めるための科目を配置します。平和協力・平和構築領域では、国際連合などによる平和協力だけではなく、地域機関やサブ地域機関、専門的国際機関、国際NGO、民間セクターとの連携や主要国の外交が与える影響、人間の安全保障への貢献などの理解を深めます。持続可能な開発では、国連開発計画(UNDP)など開発系の国際機関や世界銀行やアジア開発銀行など国際開発金融機関の役割、政府による開発援助、私企業を含む民間セクターの直接投資、環境やジェンダーに即した開発論など、より実践的な科目を中心とします。社会・教育開発では、人口や人の移動と開発の関係や地域社会の役割、環境と開発のバランス、公教育における教育の公平性や質の向上だけでなく、学校外のノンフォーマルな教育開発にも寄与する要件を学ぶ機会を提供します。 4. 連携科目(E群)には、国際政治や国際政治経済の理論から国際開発協力における地域の特性や地域的開発アプローチの研究、海洋法やジェンダー論など多様な科目を配置し、二つの専門領域に関する学識分野についての幅広い知見を強化する役割を果たします。必要に応じて、他の研究科、専攻の科目を履修できるように設計し、専門領域の知見と分析力や思考力および議論の展開力をさらに高める機会を提供します。
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