上智 大学院 経済学研究科 2024
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─ 179 ─本課程では、ディプロマ・ポリシーに沿って、1年次のコースワークで経済学の理論や分析手法を修得し、2年次では指導・審査グループの助言のもとでテーマを設定し学位論文を作成するよう、以下の趣旨を盛り込んだ科目によってカリキュラムを編成しています。 1. 1年次コースワークでは、基礎科目である「ミクロ経済学特講Ⅰ」「マクロ経済学特講Ⅰ」「計量経済学特講Ⅰ」および、「論文演習Ⅰ(基礎)」を必修科目とし、選択科目では各自の研究関心に応じて応用経済学の科目を開設する。 2. 「ミクロ経済学特講Ⅰ」「マクロ経済学特講Ⅰ」では、経済学の理論や分析手法を学び、「計量経済学特講Ⅰ」では、数量的分析手法を修得する。また、「論文演習Ⅰ(基礎)」や「選択科目」では、最新の研究動向を参考にしながら、現代社会が直面する事象や課題をどのような経済学的視点から分析できるのかを学ばせる。 3. 2年次では、論文テーマの設定や考察・分析枠組みの選択等について、指導教員を中心とした3人の教員から構成される審査・指導グループにより学位論文作成を指導する。 4. 学位論文審査では、研究課題を経済学の適切な枠組みにより分析し、学術的な位置づけを明確にしながら論理的に記述できているかを問う。 本課程では、ディプロマ・ポリシーの達成を目的として、コースワークで経済学の高度な理論や分析手法を修得し、「研究指導」により博士論文作成の指導を受け、学内セミナーでの研究報告により学位論文の完成度を高めるよう、以下の趣旨を盛り込んだ科目によってカリキュラムを編成しています。 1. 「研究指導」を必修科目とし、博士論文のテーマ設定や分析手法の選択等について指導を行う。 2. コースワークとして理論経済学、応用経済学、経済統計の分野の科目を選択必修科目として開講する。 3. 学内セミナーで研究報告し、指導教員をはじめ他の教員からも助言を受け、論文の完成度を高める。 4. 研究成果の一部が査読付き専門雑誌へ掲載されるように指導を行う。 5. 学位論文審査では、独自の学術的価値を有するか、自立した研究者として研究遂行能力があるか等を問う。 本課程では、ディプロマ・ポリシーに沿って、本学の精神を基礎として個々人の能力に沿い、個性を活かした成長を目指すよう、以下の趣旨を盛り込んだ科目によってカリキュラムを編成しています。 1. 経営学、マーケティング論、会計学の各分野における標準的科目を配置する。 2. 少人数クラスにおいて、履修している学生の研究テーマや理解度を勘案しながら講義する。 3. 講義内容は、理論構築の基礎となる調査研究方法論(統計や社会調査技法)から、基礎的理論、現実の経営現象への応用まで広範囲にわたり、基礎と応用のバランスを考慮する。 4. 伝統的・標準的な文献講読タイプだけでなく、現実の事例に基づくケース・ディスカッション、データ分析の実習など多様な講義形式を科目特性や講義内容に応じて開設する。 5. 論文テーマの設定、その分析枠組みの選択、分析・考察および論文作成の各段階において、指導教員を中心とした3人の教員から構成される審査・指導グループが指導する。 3.各専攻のカリキュラム・ポリシー 経済学専攻 経営学専攻 【博士前期課程】 【博士後期課程】 【博士前期課程】

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