─ 88 ─現代社会の宗教的思想的基盤を研究するとともに、新たな取り組みが求められる現代の死生学的課題について、価値多元化社会における宗教の社会的役割、死生観及び生命倫理、臨床スピリチュアルケアの三視点から研究・教育を行う。また、スピリチュアリティを基盤にしたケアの実践的対応能力の修得を目指す。これらを通じて実践力のある研究者、臨床家、コミュニティケア人材、ケア指導者等を養成する。 本課程では、学生が修了時に身につけるべき能力や知識を次のように定めています。修了要件を満たし論文審査に合格すれば、これらを身につけたものと認め、学位を授与します。 1. 「宗教の公共性」「死生観・生命倫理」「臨床スピリチュアルケア」のいずれかの学問分野における研究課題を理解することができ、基礎的研究に主体的に取り組む力 2. 現場における研究の実践的な意味や役割を理解する力 3. 論理的かつ学術的に構成された修士論文をとおして、実践的課題探求並び学術に貢献する力 本課程では、学生が修了時に身につけているべき能力や知識を次のように定めています。修了要件を満たし論文審査に合格すれば、これらを身につけたものと認め、学位を授与します。 1. 宗教学を核とする人文学の高度な専門知識もしくは学際的知識を基礎に、実践宗教学における独立した研究者として学術に貢献できる力 2. 研究対象となる実践現場の思想的宗教的基盤および社会背景に深い理解を持ち、実践的課題探求や後進の育成に教育者・実践者として貢献できる力 3. 高度な実践的課題探求並びに学術に貢献できる高い水準と独創性を備えた博士論文の完成 本課程では、ディプロマ・ポリシーに沿って、以下の趣旨を盛り込んだ科目によってカリキュラムを編成しています。 1.必修科目「死生学研究法Ⅰ」「死生学研究法Ⅱ」「英語文献講読」を通して研究の基礎となる方法論や研究倫理を修得する。「宗教の公共性」「死生観・生命倫理」「臨床スピリチュアルケア」の3学群から、演習科目3科目(6単位)を選択必修科目として履修し、研究学問分野について研鑽を深める。さらに、選択科目を通して関連領域の学際的知識を深める。 2. 宗教・伝統・歴史・思想にかかわる人文社会科学の高度な学際的・専門的知識を深めると同時に、インターンシップ科目や実習科目の履修で死生学的課題の現場に直接参与する経験を通し、死生学的課題について実践的な問題理解力を修得させる。 3. 入学直後に指定される指導教員による、毎学期の「研究指導」科目における密接な研究指導のもと、適切な課題理解と研究方法に基づく修士論文を作成させる。 1.実践宗教学研究科の教育研究上の目的及び人材養成の目的 2.各専攻のディプロマ・ポリシー 死生学専攻 【博士前期課程】 【博士後期課程】 3.各専攻のカリキュラム・ポリシー 死生学専攻 【博士前期課程】
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