上智 大学院 文学研究科 2024
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─ 22 ─4. 独自の研究テーマを持ち、今後、研究者として自立して研究を遂行していくための計画を立てる力 5. 自己の研究テーマの研鑚を通じて培った高度な専門知識や倫理感を以て、国際社会に広く貢献できる力 本課程では、学生が修了時に身につけるべき能力や知識を次のように定めています。修了要件を満たし論文審査に合格すれば、これらを身につけたものと認め、学位を授与します。 1. 修士論文の作成にあたって、先行研究を十分にふまえ、既存の学問領域の枠にとらわれずに、適切なテーマを設定する力 2. テーマ設定に基づき、その解決のために必要な資料を読解し分析する能力 3. 緻密な分析、論旨の整備等がそなわった明快な論文を作成する力 本課程では、学生が修了時に身につけるべき能力や知識を次のように定めています。修了要件を満たし論文審査に合格すれば、これらを身につけたものと認め、学位を授与します。 1. 博士論文において、先行研究を十分にふまえ、緻密な分析にもとづき、独自に新しい学説を打ち出す力 2. 博士論文の核になる論文を、学会における発表や、雑誌論文への投稿によって、積極的に世に問う力 3. 修了後も、研究者としての自覚をもって、必要に応じて海外で活動するなど、研究を深化させる力 本課程では、ディプロマ・ポリシーに沿って、哲学専修コースおよび現代思想コースの2つのコースを設置し、以下のようにカリキュラムを編成しています。 1. 哲学専修コースでは、古代から中世を経て近・現代へ至る西洋哲学の歴史をふまえて、科学、芸術、文化、宗教のあり方を根本から考えるとともに、哲学の文献研究の基礎を学ばせる。 2. 古代から近代まで哲学の古典的著作を原典(英・独・仏・ラテン・ギリシア)で精読する文献研究を開設する。 3. 現代思想コースでは、現代的な視座から哲学の根本問題を考察し、環境、生命、医療など現代社会が直面する多様な倫理的問題をとりあげる。文献研究以外に現代倫理学、美学・芸術学、東洋思想、日本思想、宗教思想などの科目を開設する。 4. 両コースに共通の必修科目「哲学総合演習A、B」によって、各自が自分の研究を発表し、討論する機会を設ける。関心の枠を拡げ、質疑応答や意見交換によって哲学的思索を深め、共同研究のやり方を幅広く学ぶ。また授業の一部を英語で行うなど、国際的な研究水準を意識させる。 5. 入学後に各自の希望によって指導教員を決定し、個別の研究指導を通じて自分の勉学を深め、最終的には修士論文へと結実させる。 6. 後期課程進学を希望する者は、大学院生の編集する『上智哲学誌』への投稿、上智哲学会での研究発表や『哲学論集』への投稿、などを通じて、学会発表を経験させる。 本課程では、ディプロマ・ポリシーに沿って、専門的哲学研究者(大学・短大・高専の教員)の養成を主眼とし、また国際的な舞台で活躍できる人材を育成するようカリキュラムを編成しています。 1. 哲学の歴史研究においては文献講読を中心とし、古代から現代までを扱う「哲学特殊研究」を複数開設する。 2. 文献研究以外に、現代倫理学、美学・芸術学、東洋思想、日本思想、宗教思想などを開設する。 【博士前期課程】 【博士後期課程】 【博士前期課程】 【博士後期課程】 文化交渉学専攻 3.各専攻のカリキュラム・ポリシー 哲学専攻

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