学士(国際関係論) 〔教育研究上の目的〕 国際関係論分野と地域研究分野の学位プログラムに設置された科目群を体系的に履修することで、1)グローバリティ の理解、2)ローカリティの理解、3)複言語(英語、地域言語)の運用能力、4)倫理観に裏付けられた交渉能力を習得させる。 〔人材養成の目的〕 グローバル化の正負の側面に対処して、世界の人々が共に歩む共生社会の構築に貢献しようとする国際的公共知識人を養成すること。 〔ディプロマ・ポリシー〕 本学部は、グローバル化の進行する現代にあって、人間の尊厳を守る公正な社会の実現に向け、国際的公共知識人たることを目指す学生が卒業時に身につけているべき能力や知識を次のように定めています。卒業要件を満たせば、これらを身につけたものと認め、学士(国際関係論)の学位を授与します。 1.安全保障、紛争、貧困、開発、移民、難民、地球環境などに関心を持ち、それらがなぜグローバルに解決を要する問題であるか説明する能力 2.グローバル・スタディーズを支える国際関係論と地域研究の考え方や理論の全体像を理解し、双方の視点を組み合わせて考える能力 3.グローバル化の正負の側面について、具体的な事例に即し、基礎的な理論と実証的な方法を用いて分析を行い、問題解決の方法を構想する能力 4.国家間の安全保障や外交交渉、地域紛争、民族問題、平和構築、民主化、人権、ナショナリズムなどに関わる問題、現象を扱う国際政治論領域、グローバル化の担い手としての市民社会および経済を扱い、社会学、経済学、国際協力学、国際教育学等からアプローチする市民社会・国際協力論領域のいずれかを専門とし、アジア研究と中東・アフリカ研究(ないしその他の地域の研究)のうち1領域を選択し、これら2領域を組み合わせた主題を設定し、探求する能力 5.世界の諸地域に生活する多様な他者と対話し、共存する社会の形成に向けて、協力して問題解決に当たる能力 〔カリキュラム・ポリシー〕 本学科では、ディプロマ・ポリシーに沿って、次の趣旨を盛り込んだ科目によってカリキュラムを編成しています。 1.グローバル・スタディーズと、これを支える国際関係論および地域研究の基礎について講義を通じて学び、基幹となる理論と方法を修得させると共に、研究の基礎的な技能と姿勢を身に着けさせる。【100番台科目】 2.国際政治や経済の動態を把握し、国際協力や市民社会のメカニズムについて講義を通じて学び、専門の選択に備える。【200番台科目】 3.アジア、中東、アフリカ等について、歴史、文化、政治、経済他の諸側面から講義を通じて学び、専門の選択に備える。【200番台科目】 4.国際政治論、市民社会・国際協力論から1領域、アジア研究、中東・アフリカ研究等から1領域を専門とし、講義等を11 総合グローバル学部
元のページ ../index.html#7