上智 学部 総合人間科学部 2024
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総合的教養教育と専門職業教育の融合(プラクティカル・リベラルアート)という視点にたって、基本的看護実践力、自己学習推進力、ヒューマンケアリングの実践と人格と叡智の涵養に資する研究、教育を行うこと 多様な分野で貢献できる人材の養成を目指し、ヒューマンケアに関する理論・実践・研究を発展させ、他領域の知見・学術を学び、政策・サービスマネジメントなどを含めて広い視点に立脚した、リーダーシップを国内外で発揮しうる看護人材を養成すること 本学科では、総合的教養教育と職業専門教育を融合した新たな看護教育(プラクティカル・リベラル)をおこなうことによって、基本的看護実践力、自己学習推進力、ヒューマンケアリングの実践とともに人格と叡智の涵養に努め、広く社会への視点を有し、人間の尊厳を基底にした、深い教養と研究・実践力を備えた人材の養成を目的として、学生が卒業時に身につけているべき能力や知識を次のように定めています。卒業要件を満たせば、これらを身につけたものと認め、学位を授与します。 1.幅広い教養を身につけることによって、看護学を俯瞰的に捉え、社会に期待される新たな責務と役割を考える能力 2.人間の尊厳について深い視座をもち、どのような状況にあっても相手の価値観を尊重し、共感的理解をもって接する能力 3.看護専門職としての必要な知識と技術を修得し、自らの手を通してヒューマンケアリングを実践する能力 4.クリティカル・シンキング力を備え、変化する社会と人々の健康問題を的確に捉え、対象にとって最善のケアの方向性を考える能力 5.進歩する医療のただなかで、常に目的意識と目標を持ち、それにむけて専門職業人としての能力的、人格的成長をめざし自己学習を推進する能力 本学科では、ディプロマ・ポリシーに沿って、キャリア形成に資する科目を履修し、ヒューマンケアに関する理論・実践・研究を発展させ、他領域の知見を学び、政策・サービスマネジメントなどを含めて看護をめぐる諸問題に対応しうる研究・実践力を備え、国際社会でも活躍できる資質を形成するよう、次のカリキュラムを編成しています。 1.全学共通科目では、キリスト教人間学、外国語科目と、すべての学問領域を横断的に俯瞰できるような教養科目を履修させ、本学学生としての基本的姿勢を身につけさせ、看護を大局的に考えていく上での基礎を形成する。 2.学部共通科目では、総合人間科学入門の他、総合人間科学部の他の4学科の専門科目を履修させ、人間の尊厳についてのさまざまなアプローチを学ばせ、人間理解を深める。 3.1、2年次には、看護基礎科目を配置し、クリティカル・シンキング力を育成しながら、健康と環境への看護的視点を養い、看護の基本となる知識、技術を育成する。 4.3年次では、看護専門科目のうち「人間の発達と看護」、「人間の健康と看護」に関する専門的知識群および実習を配置し、専門職としての能力と技術を修得させる。あわせてケアリング、看護倫理等の科目を配置し、ヒューマンケアリングの実践に向けた基礎力・実践力を培う。 5.4年次では、看護専門科目のうち「場に応じた看護」に関する科目と看護管理に関する科目を配置し、より深く看護の専門性を深めると同時に、自立的な学習姿勢を養う。 ─ 369 ─〔教育研究上の目的〕 〔人材養成の目的〕 〔ディプロマ・ポリシー〕 〔カリキュラム・ポリシー〕 看護学科

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