〔カリキュラム・ポリシー〕 〔教育研究上の目的〕 〔人材養成の目的〕 〔ディプロマ・ポリシー〕 ─ 183 ─建学の精神である上智の探求philosophiaに基づき、古今の哲学思想や哲学的問題をその本質から学ぶことによって、優れた思考力・理解力・表現力を養うこと 哲学・倫理・美学・宗教等の研究者及び教育者を育成するとともに、他者のために、他者とともに生きる自立的な人格を育成すること 本学科では、建学の精神である上智の探究(philosophia)の理念に基づき、哲学・思想を根本から研究することによって、人間と世界に関する広く深い理解をもって現代社会に貢献できる人格の養成を目的として、学生が卒業時に身につけているべき能力や知識を次のように定めています。卒業要件を満たせば、これらを身につけたものと認め、学位を授与します。 1.人間と世界をめぐる哲学的問題、なかでも「真」「善」「美」という基本的価値をめぐる哲学的問題の内容と意味を十分に理解し、それらを自ら考える能力 2.哲学的問題を探求してきた人類の歩みに関する十分な知識・教養をもち、その探究の継承者としての自覚と責任をもって探究を続ける能力 3.哲学的問題を自ら考えかつ他の人々と共に考え、哲学の古典文献を原語で読解する能力 4.現代社会の諸事象の根底にある哲学的問題を洞察し、それを哲学的な知識・教養および思考力を基盤として探究し、その成果を説得的に表現する能力 5.以上の哲学的知識・技能・態度を基盤として、自律的に〈他者のために、他者とともに〉生きることによって、多様なものが共生する世界に貢献する能力 本学科では、ディプロマ・ポリシーに沿って、次のようにカリキュラムを編成しています。 1.「体系的な科目」(「人間論」「認識論」「自然神学」「形而上学」「倫理学」「美学」)により、哲学の諸問題に関する系統的な理解と、それらをめぐる哲学的な思考力を養う。 2.「哲学史科目」(「古代哲学史」「中世哲学史」「近世哲学史」「現代哲学史」)により、人類の哲学的探究の歩みに関する知識と教養を養う。 3.「演習科目」および「文献講読」により、哲学的な問題を討論・対話を通じて探求する技法と作法、哲学的文献の読解の技能、およびそれに必要な外国語の技能を養う。 4.「哲学思想系列」「倫理学系列」「芸術文化系列」の三系列に配置された「系列科目」により、一人一人の哲学的関心を系統的に方向づけ、主体的に研究に取り組む技法と作法を養う。 5.「卒業論文指導」「卒業論文」により、探究を自律的に計画・遂行し、その成果を公共的・学術的に表現する技法と作法を養う。 哲学科
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