〔教育研究上の目的〕 〔人材養成の目的〕 〔ディプロマ・ポリシー〕 〔カリキュラム・ポリシー〕 ポルトガル語の高度な運用能力を養い,地域研究,言語研究等の専門研究の基礎となる幅広い教養(人文・社会科学,ポルトガル語圏に関する基礎知識)を修得すること ポルトガル語の高度な運用能力を基礎として,グローバル化する社会に貢献しうる人物,並びに地域研究,言語研究等の専門家を養成すること 本学科は,学生が卒業時に身につけているべき能力や知識を次のように定めています。卒業要件を満たせば,これらを身につけたものと認め,学位を授与します。 卒業時において全員がヨーロッパ言語参照枠(CEFR)におけるB2相当(海外の大学で学べるレベル)に到達し,それに加えできるだけ多くの者が同C1 相当(海外の大学院で学べるレベル)に到達することを目標とします。 1. ポルトガル語の「聴く」「読む」に代表される受容的言語活動(receptive activities)に関する能力 2. ポルトガル語の「話す」「書く」に代表される産出的言語活動(productive activities)に関する能力 3. ポルトガル語の会話や交渉に代表される相互行為活動(interactive activities)に関する能力 4. ポルトガル語の通訳・翻訳などに代表される仲介活動(mediating activities)に関する能力 5. ポルトガル語圏の歴史・文化・政治・社会について,世界での位置づけや特徴および日本との関係や比較を踏まえて理解する能力 本学科では,ディプロマ・ポリシーに沿って,次の趣旨を盛り込んだ科目によってカリキュラムを編成しています。 1. 【第一主専攻・必修科目(基礎ポルトガル語I,II)】1年次,2年次を通してポルトガル語の基礎を学ぶ。会話・作文,文法,読解(講読と速読)などを通して,ポルトガル語における4技能「聴く,読む,話す,書く」の運用能力の向上を目指す。授業は,講義,口頭での反復練習,グループワーク,プレゼンテーションなど,それぞれの授業目的に合わせて様々な形で展開されるが,いずれの授業においても学生の主体的な学びが重要となる。 2. 【第一主専攻・必修科目(総合ポルトガル語)】1年次,2年次で修得したポルトガル語の基礎学力を用いて,さらに実践的かつ応用的なポルトガル語の運用能力を身につけさせる。授業は主にコミュニケーションやプレゼンテーション,ディベート形式で行われる。担当する教員はネイティブスピーカーが多く,したがって使用言語もポルトガル語が中心となる。一方,日本人教員のクラスでは,より高度な内容の文献講読や上級文法に関する講義なども行われる。 3. 【第一主専攻・語圏基礎科目】主に1・2年次において,ポルトガル語が使用される国や地域(=ポルトガル語圏)における歴史・政治・経済・社会・文化・言語に関わる基礎的な知識を学ぶ。授業形式は講義が中心であるが,授業内でグループワークやプレゼンテーションなども実施される。また本科目群の一つの科目「ポルトガル語圏研究入門」では,地域研究の手法を用いた6000字程度レポートの執筆に取り組むことで,大学での学びにおいて不可欠であるレポート・論文の書き方を修得する。 ─ 539 ─ポルトガル語学科
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