上智 学部 外国語学部 2023
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〔教育研究上の目的〕 〔人材養成の目的〕 〔ディプロマ・ポリシー〕 〔カリキュラム・ポリシー〕 ドイツ語の高度な運用能力を養い,地域研究,言語研究等の専門研究の基礎となる幅広い教養(人文・社会科学,ドイツ語圏に関する基礎知識)を修得すること ドイツ語の高度な運用能力を基礎として,グローバル化する社会に貢献しうる人物,並びに地域研究,言語研究等の専門家を養成すること 本学科は,学生が卒業時に身につけているべき能力や知識を次のように定めています。卒業要件を満たせば,これらを身につけたものと認め,学位を授与します。 卒業時において全員がヨーロッパ言語参照枠(CEFR)におけるB2相当(海外の大学で学べるレベル)に到達し,それに加えできるだけ多くの者が同C1 相当(海外の大学院で学べるレベル)に到達することを目標とします。 1. ドイツ語の「聴く」「読む」に代表される受容的言語活動(receptive activities)に関する能力 2. ドイツ語の「話す」「書く」に代表される産出的言語活動(productive activities)に関する能力 3. ドイツ語の会話や交渉に代表される相互行為活動(interactive activities)に関する能力 4. ドイツ語の通訳・翻訳などに代表される仲介活動(mediating activities)に関する能力 5. ドイツ語圏の歴史・文化・政治・社会について,世界での位置づけや特徴および日本との関係や比較を踏まえて理解する能力 本学科では,ディプロマ・ポリシーに沿って,次の趣旨を盛り込んだ科目によってカリキュラムを編成しています。 1. 【第一主専攻・必修科目(基礎ドイツ語I・II)】1・2年次では,文法・読解を中心とする講義・演習形式の授業と,複数のネイティブスピーカーの教員と日本人教員が連携して「聞く,話す,読む,書く」の4技能をペアワーク,グループワーク,プレゼンテーションなどを含む実践的練習によって伸ばす授業を通して,ドイツ語の基礎的運用能力の修得を目指す。コミュニケーションの授業においては,教員の授業における使用言語も主にドイツ語である。いずれの授業においても,能動的な授業参画が前提であり,授業中および授業外における主体的な学習が求められる。 2. 【第一主専攻・必修科目(ドイツ語Ⅲ・専門読解準備コース)】1・2年次で修得したドイツ語の基礎学力を用いて,3・4年次では,実践的に語学力を運用する高度なスキルを学ぶ。表現と聴解演習からなるドイツ語Ⅲでは,授業は主にドイツ語で進められ,ペアやグループでのコミュニケーションやプレゼンテーション,聴解能力を高める聞き取りや書き取りなど,多様な形式で学ばせる。また専門読解準備コースでは,言語,思想・文化,政治・社会の3領域について,より高度な内容の文献講読を通して,専門的な内容の読解をする力を身につけさせる。 3. 【第一主専攻・語圏基礎科目(ドイツ語圏研究)】1・2年次において,ドイツ語圏における歴史・政治・経済・社会・文化・言語など,ドイツ語を基盤として今後ドイツ語圏について学んでいくための基礎的知識を身につけることを目指す。また,文献検索やレポート作成などの基礎的な学術能力を身につけさせる。主に在外履修をはじめ留学に行く学生向けに,ドイツ語圏での生活や大学での学びのための準備も行う。授業では講義の他,グループワークやプレゼンテーションなども実施される。 4. 【在外履修に伴う履修科目】基礎ドイツ語IIとドイツ語圏研究の一部およびドイツ語Ⅲは,2年次秋学期におけるドイツ語圏の協定校での在外履修によって,修得することができる。また在外履修や交換留学から帰国した学生は,学部の研究コース科目のうち,学科が「日独比較研究」科目として指定する科目(通訳・翻訳を含む)を履修し,ドイツ語圏からの留学生と共に学ぶことで,異文化間コミュニケーション能力を高めるとともに,各分野の比較研究を深める。 ─ 498 ─ドイツ語学科

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