5.大学院について 6.資格について 本学には博士前期・後期課程の大学院が設置されている。博士前期課程2年間を修了すると修士の学位が与えられる。理工学は多岐深遠なので,大学院では学部での基礎的かつ一般的な学習にもとづき,高度の専門教育が行われる。科学技術の高度化とともに,修士あるいは博士の社会需要は伸びつつある。また履修年限の短縮なども検討されている。学部在学中に大学院への進学のことも考え,自分の進路を定めてほしい。 なお,本学大学院へ進学を希望している学生は,「大学院入学前科目履修制度」により大学4年次に理工学研究科があらかじめ指定した科目を履修することができ,大学院進学後,定められた上限単位数の範囲内で入学前単位として認定される。 大学院入学前科目履修制度で履修した科目は,卒業に必要な単位としては認められない。 入学前科目履修の詳細については,掲示板で確認すること 所定の科目を修得して本学部各学科を卒業することにより,幾つかの資格の取得や受験の条件(の一部)を満たすものがある。主な幾つかのものについては本要覧中で説明する。 ①■教職課程について 中学校および高等学校の教員になるためには,教育職員免許状を有していなければならない。本学を卒業し,教育職員免許法に定められている科目を履修し,単位を修得した者は,本人の申請に基づき「中学校教諭1種」および「高等学校教諭1種」免許状が教育委員会により与えられる。 教職課程とは,教育職員免許法により授与される免許状を取得するために履修するコースであり,理工学部では各学科で次表の各教科に関する課程が用意されている。教員免許を取得しようとする学生は,各科目の履修登録とともに,所定の期間に教職課程の履修登録をしなければならない。詳しくは『履修要覧〔教職・学芸員課程科目編〕』を参照のこと。教職課程に関わる科目の履修には様々な注意点があるので,履修登録の際には各自で充分に確認されたい。 ②■電気主任技術者資格について 電気事業法および関連法令の規定により,経済産業省認定大学において所定の科目単位を修得した上で所定の実務経験を積むと,電気主任技術者の資格を取得することができる。本学では機能創造理工学科のみが対象である。詳しくは機能創造理工学科の節の「電気主任技術者資格とその取得について」を参照のこと ③■無線従事者資格について 電波法および関連法令の規定により,無線通信に関する所定の科目を修得すると,申請により「無線従事者(第一級陸上特殊無線技士)」資格と「無線従事者(第三級海上特殊無線技士)」の資格を取得できる。情報理工学科の専門科目を含むが,他学科生でも履修が可能である。 また,情報理工学科に在学中に,総務省の認定に係る教育課程の単位を修得して卒業した者は,当該卒業の日から3年以内に実施される「無線従事者(第一級陸上無線技術士)」あるいは「無線従事者(第一級総合無線通信士)」の国家試験を受ける場合は,申請により,国家試験のうち「無線工学の基礎」の試験科目の試験が免除される。 詳しくは情報理工学科の節の「「無線従事者」資格について」を参照のこと ④■電気通信主任技術者資格について 電気通信事業法および関連法令の規定により,情報理工学科に在学中に,総務省の認定に係る教育課程の単位を修得した者は,在学中でも申請により,「電気通信主任技術者」の国家試験のうち「電気通信システム」の試験科目の試験が免除される。 詳しくは情報理工学科の節の「「電気通信主任技術者」資格について」を参照のこと。 学科 物質生命理工学科 機能創造理工学科 情報理工学科 中学校教諭1種 理科 理科・数学 数学 高等学校教諭1種 理科 理科・数学・工業 数学・情報 ■■─ 640 ─
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