ディプロマ・ポリシーに係る共通事項、全学共通科目・語学科目のカリキュラムポリシー

ディプロマ・ポリシーに係る共通事項、全学共通科目・語学科目のカリキュラムポリシー

ディプロマ・ポリシーに係る共通事項(2021 年次生以前へ適用)

各学部学科のディプロマ・ポリシーに加え、共通項目として、以下を定める。

  1. 全学共通科目、語学科目を通して得られる「他者のために、他者とともに生きる人間」としての幅広い視野と外国語を運用する能力

全学共通科目のカリキュラム・ポリシー

全学共通科目は、全体をコア科目群と展開知科目群に分けます。コア科目群として「人間理解」と「思考の基盤」を柱とする「キリスト教人間学」「身体知」「思考と表現」「データサイエンス」の4つのカテゴリーを設け、「展開知」科目群として「課題認識」「社会課題と展望」「視座」「実践・経験」の4つのカテゴリーを設けます。それぞれ導入、展開、探究・統合のレベル順に高学年向け科目まで配置します。

  1. 「キリスト教人間学」では、1年次必修科目を通じて、人間性の諸次元をふまえ、他者とのかかわりのなかで、全人類の連帯を追求する現代の「キリスト教ヒューマニズム」の基本を学ぶ。2年次では、選択必修科目が扱う個別トピックを通して、人間存在の理解をさらに深める。高学年向け科目では、人間存在に関するより高度な課題について考える機会を提供する。
  2. 「身体知」では、1年次必修科目で、自らの身体への気づきを通して、身体を持つ存在としての人間理解を深めることを目指す。これに続く選択科目では、ウエルネス、身体と文化・社会といった個別テーマや動きを伴う体験など、広い視座から考え身体をめぐる学びを深める。さらに高学年向け科目では、様々な知識を統合しつつ「身体の知」という視点から、より高度な課題について深く考える機会を提供する。
  3. 「思考と表現」では、1年次必修科目で、クリティカルシンキングとライティングの基礎を修得し、これに続く選択科目では、テーマ別科目の履修を通じて、読む・聞く・考える・書く・話す力を高める。さらに高学年においては、学部・学科の専門科目を通して表現力や思考力をより高度なレベルで応用する実践を奨励するとともに、それを補う高学年向け科目を提供する。
  4. 「データサイエンス」では、1年次必修科目で、社会におけるデータ活用の状況、データの読み解き、データを扱う上で求められる法や倫理について学ぶ。これに続くトピック別選択科目の履修を通じて、具体的なデータ活用事例や理論を理解する。さらに高学年向け科目では、より高度なデータ活用事例や理論に係る理解を深めるとともに、統計解析ツールを用いた実践的スキルを身に付ける機会を提供する。
  5. 「展開知」では、1年次必修の課題認識科目の履修を通じて、社会の課題に気づき、それらに取り組むためには多様な視点や自分の立場を理解する必要があることを意識する。これに続く選択科目および高学年向け科目では、現代的諸課題についての理解を深め(「社会課題と展望」)、さまざまな学問的アプローチについて幅広く学び(視座)、海外留学、国内外のサービス・ラーニングやスタディツアー等への参加を通じて、実践的な経験をする(「実践・経験」)機会を提供する。

語学科目のカリキュラム・ポリシー

語学科目は、個人が複数の言語を活用する複言語主義の立場を取りながら、グローバル社会で通用する知識・技能を育み、異なる文化や価値観などの多様性を理解することを目指すものです。大学のディプロマ・ポリシー及びカリキュラム・ポリシーに沿って英語、初習言語及び日本語のカテゴリーごとにカリキュラムを編成します。
教育内容・方法については、次のとおりです。

  1. 【英語】
    (1)内容言語統合型学習(CLIL)の手法を取り入れ、英語で学び考えるための運用能力(EAP = English for Academic Purposes)を高め、学術的な内容を英語で学ぶことで批判的思考力や協働力を伸ばすことを目的とする。
    (2)「英語を学ぶ」ことに加え「英語で学ぶ」ことを通じて、学術的な英語力を伸ばすための必修科目を配置する。また、機能的英語運用能力を身につけさせるため、各自の専門性や必要性、習熟度、興味関心に応じて自由に履修できる選択科目を提供する。
  2. 【初習言語】
    (1)「聞く・話す・読む・書く」の4技能をバランスよく身につけるとともに、言語の背景にある文化の多様性への理解を深め、各言語の特性に応じた運用能力を高めることを目的とする。
    (2)習熟度に合わせた段階的な履修が可能な教育体系を編成し、「聞く・話す・読む・書く」の4技能の効果的な育成を目指した統合的な教室活動を実践する。また、個別の目的に特化した教育実践を行う科目も提供する。
  3. 【日本語】
    (1)多様な学習背景やニーズを考慮した幅広い科目編成を行い、学生が各自のニーズに合った科目を履修し、段階的に日本語の運用能力を高めることを目的とする。
    (2)習熟度に合わせた段階的な履修が可能な教育体系を編成する。「聞く・話す・読む・書く」の4技能の効果的な育成を目指したコミュニカティブで統合的な教室活動を実践する。専門的な日本語科目や日本語母語話者向け科目では、個別の目的に特化した教育実践を行う。

    以上

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