厳密な史料分析から真実を見極める目と問題発見能力を養う
教育方針
歴史学は過去の史料を評価・検証しながら歴史的事実を見極める作業を通じて、「過去に学び、現在を理解し、未来の指針となる」学問です。まず、今までの固定観念や先入観を捨てて、原史料や先学の研究蓄積に触れる訓練を積み重ね、真実を見る目と、問題発見能力を養います。次に、自分が調査、考察したことを、論理的かつ客観的に表現する訓練を通して、豊かな知性と、社会に積極的に関与できる力を養います。こういう力こそが未来を切り拓きます。そして、現在の世界を相対的・客観的にとらえられる、国際的視野と多元的歴史認識をもった人材を育成します
カリキュラムの特徴
史学科の専門は大きく「アジア・日本史系」と「ヨーロッパ・アメリカ史系」の2分野に、さらに古代・中世・近世・近現代と時代ごとに細分化されます。1年次には上記2分野と超域史・隣接学の概説から歴史研究の基礎を学び、2年次の分野・時代別プレゼミ(史学教養演習と講読演習)で、専門的な学習方法を学びます。3年次から専門の演習で分析力・考察力を身につけ、4年次で卒業論文を作成します。
教員・研究分野
- 史学科の教員情報はこちら
- 史学科オリジナルサイトはこちら http://dept.sophia.ac.jp/human/history/
職名
|
氏名
|
現在の専門分野
|
---|---|---|
教授
|
井上 茂子
|
ナチ・ドイツ時代を中心に国民統合政策の特徴などを研究
|
教授
|
川村 信三
|
日本戦国期から近世初期にかけての宗教と社会の関係などを研究
|
教授 | 坂野 正則 | フランス近世の宗教史・社会史を研究 |
教授
|
笹川 裕史
|
中華民国、中華人民共和国の社会史の研究
|
教授
|
中澤 克昭
|
日本中世社会史。特に城館の機能や人と動物の関係史などを研究
|
教授
|
長田 彰文
|
日本外交史、アジア太平洋国際政治史の研究
|
教授 | 北條 勝貴 |
日本古代史の研究を通して、自然との融和や列島文化を解明
|
准教授 | 大川 裕子 | 中国古代史、東アジアの水利史・環境史を研究 |
准教授 | 中川 亜希 | 古代ローマ史、ラテン碑文の分析 |
准教授
|
藤崎 衛 | イタリア中世史、教皇庁の研究 |