実践型プログラム「国連の役割と機能(国連集中研修)」を実施しました

プログラムは国連バーチャルツアーから始まりました

2022年2月1日~10日に、実践型プログラム「国連の役割と機能(国連集中研修)」を実施しました。この研修は2014年度から2019年度まで、毎年2月にニューヨークの国連本部にて開催していましたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響から、今年度は初めてオンラインでのプログラムとなりました。

この研修は、国連の様々な機関で業務に携わる現職員やこれまで活躍された元職員から直接講義を受け、国連の役割や機能を学ぶとともに、国際社会が直面する課題について理解を深めることを目的としています。今回はオンライン開催の利点を活かして接続先は7か国に及び、ニューヨーク(アメリカ)のほか、ウィーン(オーストリア)、ハノイ(ベトナム)、ディリ(東ティモール)、パリ(フランス)、ナクーラ(レバノン)、東京(日本)在住の方々からも講義を受けることができました。

加盟国からの寄贈品の紹介がありました

学部1年生から大学院生まで計14名の参加者は、植木安弘グローバル・スタディーズ研究科教授による指導のもと、昨年11月に行われた事前講義を経て研修に臨みました。はじめに国連バーチャルツアーに参加し、国連本部の組織や建物、加盟国からの寄贈品についてなど、様々な情報を得ることができました。また、セッションの内容は、気候変動、開発、軍縮、教育、ジェンダー、難民、SDGs、PKOなど非常に幅広く、いずれも大変興味深いものでした。加えて、インターンシップやJPO制度といった国連機関でのキャリアに関する紹介もあり、将来の選択肢として関心を持っている学生にとってはまたとない機会となりました。そして最終日には、グループごとのプレゼンテーションを行い、今回の研修で学んだことを全員で確認する時間を持ちました。

グループプレゼンテーション

参加者からは、「本部の仕事とフィールドの様子を両方知ることができてよかった。」「日々の業務や生活に全力で取り組んでいるブリーフィングご担当者のお話を伺い、自分も前向きに過ごしていきたいと感じた。」「新型コロナウイルスの影響で行動が制限され悩んでいたが、思い切ってこの研修に参加を決めてよかった。」といった感想が聞かれました。世界各地で活躍する方々の話に大いに刺激を受けつつ、オンライン実施ならではの良さを感じられる充実した集中研修となりました。

上智大学 Sophia University