2019年度春学期 海外渡航時の危機管理研修を実施しました

5月23日、6月19日と27日の3回、「海外渡航者向け危機管理研修」が学内で開催された。これは、長期・短期の海外渡航を予定している全学生を対象とし、海外渡航において自身の身を守る方法と、トラブルに遭遇した場合の回避策を伝えるもの。講師は、警視庁OBで元JICA安全対策アドバイザーの益永久穂氏が務めた。
はじめに講師が「セルフディフェンスとは、リスクを自ら感じ、考え、行動を起こすことである」と指摘。路上強盗など屋外犯罪への警戒はもちろん、寮の部屋やルームシェアなど特に共有屋内で起き得るケースをスライドを示しながら注意喚起した。
海外の鍵の構造を知るために全員が実物を手に取ったほか、ターゲットにされないスーツケースの引き方やリュックの持ち方、二人組の強盗に遭った場合の対処方法の実演も行われ、参加者は真剣に見入っていた。
さらに「薬物と銃器の危険性」「セクハラ・迷惑行為などへの対応策」「テロに遭遇した場合の対策」など、多種多様なケースを想定した危機回避方法についても講師から解説があった。最後に、レストラン外の路上で銃撃テロが発生した場合の対処法と、避難方法の実演が行われた。参加者は自身が遭遇した場合の対応も考えながら、熱心にメモを取っていた。

海外渡航予定の全学生を対象に実施

上智大学 Sophia University