本学学生が南アフリカの学生とオンラインで交流するイベントを実施しました

プレトリア大学の学生と意見交換の様子

9月23日、本学協定校のプレトリア大学(南アフリカ)の学生と、本学学生によるオンライン交流イベントが行われました。

このイベントは、実践型海外短期研修プログラム「アフリカに学ぶ」に今春参加した学生が、パンデミック下におけるお互いの生活や、学業への影響などについて議論を深めることを目的として開催されました。プレトリア大学から13人、本学から7人の学生が参加しました。

冒頭、両大学の学生らが挨拶を交わした後、それぞれの国の現状について説明がありました。続いて行われたディスカッションでは、両大学の学生がテーマに沿って意見を出し合う形で議論が進められました。

本学の学生がオンライン授業のメリットについて、日本でのラッシュアワー時の通学の過酷さを説明し、「オンライン授業によって通学の負担が軽減された」と話すと、プレトリア大学の学生は驚いた表情を見せました。

一方、プレトリア大学の学生がオンライン授業で苦労している点について、「南アフリカでは電気供給が安定しておらず、オンライン授業にアクセスできない場面がある」と話すと、本学の学生は文化の違いを再認識するようにうなずく場面も見られました。さらに、議論は新たな生活様式における精神面での変化から、国の政策に至るまで幅広い分野に及びました。

最後に両大学の学生は、コロナ禍において健全に学業を進める方法のひとつとして、「ソーシャルメディアをうまく活用しながら、友人や教職員とコミュニケーションを取ることが大事」との認識を共有し、イベントは盛況のうちに終了しました。

参加した石川真理子さん(法法3)は、「同じコロナ禍でも国ごとに対応が異なり、不便に感じていることも違う点に驚きました。一方、同じ学生として、オンライン授業で苦労・工夫していることなどに共感しあう場面もあり、励みになりました。今後、他国のニュースにも意識的に目を向け、リモートで意見交換をする機会を大切にしていきたいです」と振り返りました。

上智大学 Sophia University