本学シンポジウムでの不適切な発言への対応について

本年6月20日に開催されました本学グローバル・コンサーン研究所主催シンポジウム「セクハラ・性暴力のないキャンパスへ -学生からの提言-」において、会場で意見を求められた本学学生センター長から、提案を行った学生ならびに参加者を傷つける不適切な発言がありました。

後日、学生センター長から、自身の認識の誤りと理解不足によって行われた不適切な発言を撤回するとともに、傷つけてしまった方々をはじめ、セクハラ・性暴力根絶に尽力されている関係者の皆様への謝罪が提出されました。また事態を重く受けとめ、学生センター長の職を辞するとの申し出があり、これを受理しました。

このたびのことで、皆さまにご不安な思いをおかけし、不信感を抱かせてしまいましたことは大変遺憾であり、心よりお詫び申し上げます。

上智大学は、セクハラ・性暴力、またあらゆる差別や排除がなく、安心して学べる修学環境を整備することを、大学として大変重要な取組みと考えております。今後、このことにかかる啓発や改善策等について、短期集中的に体制も含めた検討を進め、年内を目途にその具体的進捗を提示いたします。学長として、学生や教職員の声に耳を傾けながら、上記の取り組みに全学を挙げて真摯に取り組んでいく所存です。


2019年 7月24日
上智大学長 曄道佳明

上智大学 Sophia University