経済学部主催講演会「コカ・コーラとオリンピックの歩み」を開催しました

卒業生の渡邉和史さんが講演

7月12日、経済学部主催、ソフィア オリンピック・パラリンピックプロジェクトの後援による講演会「コカ・コーラとオリンピックの歩み」が開催されました。講師は日本コカ・コーラ株式会社オリンピック&エクスペリエンシャルマーケティング統括部長の渡邉和史さん(97年比較文化学部卒業)が務め、学部の垣根を越えて多くの学生が参加しました。

渡邉さんは、「学生自身がこれからどういうキャリアを積んでいくのか」「どうしてコカ・コーラ社が楽しい会社なのか」「コカ・コーラのコマーシャルの背景」そして、「コカ・コーラとオリンピック」の4つの観点から話を進めました。

まず、自分自身が高校卒業までアメリカと日本を行き来し生活する中で、日本がステレオタイプで見られていることを体験し、日本や日本文化を正確に発信したいと考え進路を決めたことを紹介。そして、キャリアを考える上でライフコンセプトを明確にすることの重要性を強調しました。

続いて、スポンサーシップの本質に話題が進み、「企業がスポーツや文化事業などを支援するスポンサーシップには目的がある。企業のブランドイメージやメッセージをきちんと伝え、人々の共感を得て自社製品を手にしてもらうことだ」と話しました。

渡邉和史さん

コカ・コーラ社とオリンピックの関わりについては、1928年のアムステルダム大会からパートナーシップが始まり、90年以上に及ぶことを説明。オリンピックではさまざまなレガシーが生まれますが、コカ・コーラ社は、2012年のロンドン大会で1300万本のペットボトルを回収するなどリサイクル文化の定着に貢献したことを紹介しました。

最後に、1992年のバルセロナ大会から数えて12回目となる聖火リレーのパートナーとしての活動を説明し、47都道府県を121日間でつなぐ聖火リレーに参加してほしいと学生たちに呼びかけました。

参加学生からは、「誰もが知る商品の裏側で、非常に緻密で多角的な分析を行っていることに凄みを感じた」「自分のやりたいことや強みを磨く重要性に気づかされた。将来のキャリアや働き方について考えるきっかけになった」というような感想が寄せられました。

上智大学 Sophia University