機能創造理工学科 赤井 秀行 (カリフォルニア大学デービス校<アメリカ>)

海外短期研修

この体験談を読んでくださった皆さんの中から少しでもこの研修に興味を持ち、参加する人が出てきてくれれば非常に嬉しく思います。

私は大学に入学した当初から海外留学に興味を持っていましたが、それまで海外経験がなかったため、1学期や1年を使って行く留学はややハードルが高いように感じていました。そこで、夏休みや春休み等を利用した研修に参加してみようと思い、今回の研修に申し込みました。出発直前までは、英語で意思疎通ができるのか、友人ができるのかなど、期待より不安の方が大きかったように記憶しています。

およそ10時間のフライトの後、現地に到着し、様々な手続きや寮への荷物移動が終わると、ガイダンスが始まりました。その中でのコーディネーターの方の言葉が今でも心に残っています。それは”make yourself uncomfortable”、 つまり「自分を居心地の悪い状況に置く」という事でした。彼が私たちに伝えたかったのは、新しく何かを経験し学ぶためには、居心地の良い場所へ逃げるのではなく、積極的に苦労しなければならないという事でした。この言葉を聞いて、たとえ英語で話すことが不安でも積極的に会話し、授業でも発言していこうと決意することができました。

現地での研修内容はディスカッション、発音、リスニング、プレゼンテーション、ポスター発表、インタビューなど様々でした。その中でも特に自分が成長できたなと感じることができたのは、大学内でのインタビューでした。自分でテーマや質問を決め、初対面の人に英語で質問し、ポスターにまとめて発表するというものでした。この経験を通しても、やはり積極性の大切さを学びました。積極的にインタビューを行い、現地の人と真剣に意見を交わすことができました。この経験は研修の中で最も素晴らしいもののひとつとなっています。
また、今回の研修で、素晴らしい人たちと出会う事が出来ました。クラスメイトや寮の仲間達、そしてお世話になったコーディネーターや先生方です。彼らのおかげで私は非常に充実した1か月を過ごすことができました。日本に戻ってからも、SNSなどで交流を続けています。

今回の研修を通して、英語だけではなく積極性や仲間の大切さを学び、自分に自信を持てるようになりました。私は将来、大学院や企業などで自分の専攻に関する研究や開発をしたいと考えています。研究においてパートナーが外国人であったり、議論を英語で行ったりすることは今や当然だと考えています。まだまだ学ぶべきことはたくさんありますが、この研修で得た自信と共に、自分を”uncomfortable”な状況に置きながら、夢に向かって挑戦していきたいと考えています。

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