上智大学

グローバル教育・留学 経営学科 光本 恵理(実習先:花王)

2016年度「経済同友会連携インターンシップ」参加

最終日個人発表の様子

 高校時代に見た、あるテレビコマーシャルをきっかけに、私はメーカーの仕事に興味を持ちました。実際にモノを使う私達消費者を喜ばせるだけでなく、そのモノを通して社会にも貢献できるのがメーカーの魅力だと気が付いたからです。そこで、メーカーでのインターンシップがしてみたいと思い、経済同友会連携インターンシッププログラムの中で、花王株式会社の企業理念「よきモノづくり」が特に私の心に響き、応募に至りました。

 元々、花王のインターンの目的としては、働く意義を考える、メーカーの仕事について知るということが掲げられていましたが、更に私は、「よきモノづくり」、メーカーの仕事の魅力を学ぶことを大きな目的とし、3週間のインターンに参加する決心をしました。

 はじめに、インターンシップ科目では実習期間の前後に、幾つかの講義やビジネスマナーの講座を受けました。事前講義では、インターンシップにどのような心構えで行くか、学びたいことは何かなど、他の実習先に行く学生と意見を共有し、実習に向けた準備をしました。

 そして、夏期休暇中の3週間に渡り、花王株式会社本社を中心に実習を行いました。実習内容は大きく2つに分けることができます。1つ目は、企業研究です。花王ミュージアムの見学などを通して、企業の歴史、企業理念などを学びました。各企業には、社会に対する想いがあると実感するとともに、それが企業理念に繋がっていることを学びました。2つ目は全部門における職種研究、及び体験です。一般的に、文系学生が参加できるインターンでは、マーケティングや営業のインターンシップが中心です。しかし、今回の実習では原料の購買、研究開発から販売、物流までサプライチェーン全ての部門の方からお話を伺うことができました。また、販売や物流では、工場見学やロジスティクスセンターでのピッキングの作業体験、販売店舗での体験等もさせて頂きました。全部門での体験やお話を通して、それぞれ仕事内容は異なっても、同じ想いを持ち、それを繋いで行き1つのモノがつくられていると実感することができました。

 また、最終日には3週間の実習を終えての感想、働くことの意義、今後のキャリアプランについてのプレゼンテーションを行いました。今回の実習では、期間の面でも3週間連続であったため、自分なりに常に考え続けることが出来たという点でも大変貴重な体験となりました。

 私が、実習に参加して特に良かったと思う点は、大きく2点あります。まず1点目は、大学での学びとの繋がりを企業で体感できたということです。正直、大学の授業では、高校までの学習と違い、明確な目標を定めることは難しいと実感していました。なぜならば、将来自分が社会でどのような仕事をしたいのかを模索中だったからかもしれません。しかし、今回の実習を通して大学での学びや培った価値観は、どんな職種の仕事であっても応用することができると実感することができたのです。今後も、1つ1つの学びを大切に残りの大学生活も過ごしたいと考えました。2点目は、将来の仕事を選ぶ時の指針を作れたという点です。今回の実習を通して、企業が理念を持ち、各職種の社員一人一人と想いを繋いで仕事をしていることに感動したからです。将来私も、企業名や職種というラベルに捉われるのではなく、学生時代に自分の想いを大切に育み、その想いに合う仕事を選びたいと考えるようになりました。

 最後に、花王株式会社の社員の方々はお忙しい中、学生の私達を本当に優しく歓迎、ご指導して下さり、社風の温かさを感じました。そして、3週間の実習は期間的には長く、体力的にも大変だと感じることが何度かありましたが、働く大変さや責任感を考える良い機会になったと思います。更に、大学2年生でインターンシップに参加する機会を頂き、今後の学生生活の過ごし方についても考えることができ、本当に恵まれていると感じました。