上智大学

グローバル教育・留学 ポルトガル語学科 藤井 太一朗(実習先:エーオンヒューイットジャパン株式会社)

2017年度「グローバルインターンシップ(短期)」参加

実習に参加した藤井さん

 私は2018年2月から3月にかけて、外資系の組織人事コンサルティングファームであるエーオンヒューイットジャパン株式会社でインターンシップを行いました。応募当時コンサルティング業界を中心に就職活動を行っていた私にとって、本インターンシップはコンサルタントの業務を実際に体験できる絶好の機会でした。そのため、「コンサルタントという職業への理解を深めること」を参加の最大の目的としていました。

 19日間の実習では計8つのプロジェクトを担当しましたが、クライアントの業界は製薬会社や飲料メーカー、専門商社など多岐にわたっていました。実際の業務は大きく3つに分かれます。まず1つ目は資料作成とデータ整理です。具体的には、エンゲージメントサーベイ(クライアント企業の社員の満足度と貢献意欲を可視化するツール)の結果報告に使うスライドの作成や、データ整理の作業手順を伝えるためのマニュアル執筆、レポート作成のための仮説構築などです。当初私は、コンサルタントが派手な職業であるとイメージしていましたが、実際は日常業務のほとんどが地道な仕事であることが分かりました。2つ目はクライアントミーティングです。実際に新幹線で先方の本社まで行き、コンサルタントの方々と共にミーティングに参加させて頂きました。また、クライアントの海外拠点との電話会議も見学させて頂き、鋭い質問や厳しい意見が交わされ議論が白熱する様子に圧倒されました。そして3つ目はプレゼンテーション課題です。これは実務ではなくケース課題であり、資料を基にクライアント企業の改善すべき点を挙げ、それらに対する解決策を提案するという戦略コンサルティングに近いものでした。プレゼンテーション自体はインターンシップ最終日に行い、社員の方々からフィードバックを頂きました。

 実習を通じコンサルタント職への理解は大いに深まりました。様々な業界に関われることや若手のうちからクライアントの経営陣と議論する機会があるといった良い点がある一方で、激務なために人並外れたタフさが求められることや複数の案件を同時に抱えることの難しさなど、仕事の大変さも学びました。また、「クライアントの課題に当事者意識をもって取り組むことの大切さ」や「他人の話や意見を聞く素直さが成長には不可欠であること」など、コンサルタントとしてのマインドセットについても教わりました。卒業後はコンサルタントとして課題解決力やIT・デジタル知識を身に付け、いずれはMBAも取得したいと考えています。「第4次産業革命」と呼ばれるこの時代を生き抜くため、どんな変化にも対応できるグローバル人材となることを目指しています。

 プロフェッショナルとして参加することが求められるため実習自体は大変ですが、外資系コンサルティングファームでのインターンシップは非常に貴重な機会です。外資系企業やコンサルティング業界に関心のある学生が、本科目を通じて大きく成長することを強く期待しています。