外務省招聘事業MIRAI欧州各国との「日本の経済・ビジネス」プログラムに本学学生が参加しました

「日本の労働市場」に関するグループワーク

外務省の対日理解促進交流プログラム「MIRAI」の一環として、4月26日から5日24日に本学の学生14名と欧州各国の学生27名がオンライン上で交流セッションを行いました。海外との交流を希望する有志の学生を募り、経済学科から看護学科まで様々な専攻の学生が集まりました。

本プログラムでは「日本の労働市場」をテーマに、経済学部 経済学科の南橋 尚明教授によって2回にわたる同時接続の交流が行われました。

初回は、日欧混合の7グループに分かれてメンバーと顔合わせを行い、日本の労働市場における終身雇用制度、女性の労働市場、外国人労働、について南橋教授による講義を受けました。各トピックの講義とグループディスカッションを織り交ぜながら約3時間の初回セッションを終えた後は、約4週間かけてグループワークをおこないました。
時差の調整や語学の壁はもちろんのこと、実際に会ったことの無い、バックグラウンドの異なるメンバーとのオンライン上のみでのコミュニケーションに苦戦したグループもあったようです。しかし、1か月後の発表当日までには力作の発表資料とともに全グループがプレゼンテーションに臨むことができました。

今回の発表は、トピックに関するインタビューを盛り込むことも課題の一つでした。終身雇用のグループは、勤続約40年の日本の銀行員と英国の若手銀行員に終身雇用についてヒアリング・比較することで、インタビュー前後でメンバーの考えがどう変わったかを発表しました。その他にも、アイスランドで働く日本人の視点から日本と同国の労働環境の違いを考えるなど、雇用される側・する側など様々観点からのインタビューを盛り込むことで各チーム特色のある発表内容となりました。
発表後の笑顔での記念撮影からこの1か月間で学生達が積極的に交流をした努力と成果が垣間見られました。グローバル教育センターでは今後も様々な形で海外大学や学生との交流の機会を広く学生に提供していきます。

写真提供:日本国際協力センター(JICE)

上智大学 Sophia University