上智大学

大学案内 理事長メッセージ

理事長メッセージ

上智学院理事長 佐久間 勤

学校法人上智学院理事長 佐久間 勤
学校法人上智学院理事長 佐久間 勤

ご存知のように、本学はキリスト教系の大学であり、カトリック修道会イエズス会が運営する「聖イグナチオ教会」とも隣接しています。しかし、学内には十字架もチャペルも目立ちません。というのも、私たちが伝えたいものは、狭い意味でのキリスト教的教義ではなく、より広い視野に立った教育のあり方だからです。教育とは人を育て、お互いに高め合う活動です。つまり、私たちは単なる知識や技術の伝授ではなく、人と人がより深い部分で触れ合い、相互に高め合う交流や、どこまでも真理を求め続ける学問への真摯な態度など、キリスト教の根本姿勢や文化を大切にしているのです。
 
人と人とのつながりという意味では、少人数の大学である点も、良い効果を生んでいます。学生同士はもちろん、学生と教員との距離が近いのも、上智の特長の一つ。密度の濃い交流と対話の中で、相互に学問を深めていく姿勢が貫かれています。
また、海外からの留学生比率が高く、日本にいながら世界とつながることができる文化的環境も充実しています。その根底には、上智大学の建学の理念である「キリスト教ヒューマニズム」が息づいています。国際化や多様性が叫ばれる時代の中で、学術、文化、ビジネスなど各界の最前線で上智大学の卒業生たちが活躍していることが、それを証明しています。
 
さらに、たとえば神学や宗教学、哲学、比較思想、文学、芸術などの幅広い学問分野を臨床ケアなどの知見と統合した「死生学」や、さまざまな社会や文化を実践的に見つめる「地域研究」、草の根的な国際貢献など、狭義の学部や学科の枠を越えた学際性も上智ならではの「学び」のあり方です。
 
価値観の多元化が進む時代の中で、国際的視点で社会や地球を見つめる視点をもち、人々の心が求めるものを察知して積極的に応える姿勢。それこそが、ここでみなさんに学びとっていただきたいものなのです。



上智学院 理事長
上智大学 神学部 教授
佐久間 勤

1952年生まれ。1975年京都大学理学部卒、1980年上智大学大学院哲学研究科博士前期課程修了、1984年在フランクフルト聖ゲオルク哲学神学大学神学部修了、1988年在ローマ教皇立聖書研究所聖書学部修士課程修了、1995年在ローマ教皇立グレゴリアン大学神学部博士課程修了。2001年上智大学神学部教授、2011年聖母大学長、上智社会福祉専門学校校長、上智学院理事を経て現職。