2007年度上智大学シラバス

2007/02/24更新
◆人口と環境 - (春)
鬼頭 宏
○講義概要
この講義では、人口と自然環境の相互関係を考察することを目的とする。人口学(demography)の手法によるのみならず、歴史人口学(historical demography)の成果を取り込みながら、現代世界が直面する人口現象と人口問題について、文明学的な接近を試みる予定である。二十世紀は地球人口が持続的に成長する時代であった。ひるがえって二十一世紀に先進国では人口減少の時代に突入する。多くの途上国でも人口は停滞に移行する。過去には、人口が成長した時代もあれば、停滞ないし減少した時代があった。人口の波動的変動を、文明システムの転換と環境変動の関係においてとらえ、二十一世紀の人口と環境の関係について理解を深める場としたい。
○評価方法
出席状況(10%)、授業参画(30%)、リアクションペーパー(60%)
○テキスト
河野稠果『『世界の人口』』 東京大学出版会
○参考書
大塚柳太郎・鬼頭宏『『地球人口100億の世紀』』ウエッジ 1999年
国連人口基金『『2001年 世界人口白書—人口と環境変化』』
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1(4/13) オリエンテーション (1) 「問題」の発見
現代世界における人口問題の本質を明らかにする。
2(4/20) Ⅰ 人口と環境 (1) 人口波動
3(4/27) (2) 人口現象における南北問題
4(5/11)  (3) 都市化
5(5/18)  (4) 国際人口移動
6(5/25) (5) 高齢化・少子化・人口減少
7(6/ 1)  Ⅲ 環境と生存 (1) 飢餓
8(6/ 8)  (2) 水
9(6/15)  (3) 資源
10(6/22)  (4) 気候変動
11(6/29)  (5) 環境汚染と人口
12(7/ 6)  (6) 疾病とリプロダクティブ・ヘルス
13(7/13) Ⅳ 人口政策 (1) 先進諸国:第2の人口転換
14(7/20) (2) 地球人口の抑制は可能か?

  

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