2007年度上智大学シラバス

2007/02/26更新
◆環境金融論Ⅰ - (春)
藤井 良広
○講義概要
地球規模の環境問題と同時に、地域社会の活性化の両方に、金融の持つ機能が重要な役割を担っていることを、理論と実践の両面から検証する。グローバルとローカル、財務と非財務、資金の出し手と受け手、それぞれの意味合いを環境金融という尺度によって再評価し、環境金融論の確立を目指す。
○評価方法
出席状況(20%)、レポート(80%)
○テキスト
各回、HPでアップしたレジュメを各自がダウンロードして活用する。
HPはhttp://fujii.genv.sophia.ac.jp/
閲覧にはパスワードが必要
藤井良広『金融で解く地球環境』 岩波書店、2005年
○参考書
Sonia Labatt & Rodoney R. White『eivnronmental finance』John Wiley & Sons, Inc. 2002
○他学部・他学科生の受講
可 (聴講は届出が必要)
○ホームページURL
http://fujii.genv.sophia.ac.jp/
○授業計画
1なぜ金融と環境なのか。金融の基本知識を踏まえ、環境対策で用いる経済的手段としての金融機能を位置づける。
2金融が環境対策の主要手段になる理由を考える。地球公共財としての評価。
3金融自身がグローバル化、環境配慮の高まりなどで、環境シフトせざるを得ない背景を探る。新BIS規制を題材とする。
4金融機関の環境配慮の必要性を高める財務会計面での要請を取り上げる。
5お金の流れ全体の変化を考える。膨らんだ富はどこへ行くのか。お金の行き先を意識する「意志あるお金」を取り上げる。
6金融機能のうち、貸出機能を検証する。環境配慮をどう盛り込むか。環境配慮のコストをプロフィットに転じる手法の検証。
7環境リスクを一般的にリスク管理する方法。環境格付け制度を考える。
8資金の出し手へのインセンティブを考える。オランダのGFS制度をモデルに。
9プロジェクトファイナンスの評価。エクエーター原則も取り上げる。
10直接金融手段としてのSRIファンド。ESGのスクリーニング手法について
11SPCを使った環境ファンドの事例検討。
12保険の機能について。逆選別、大数の法則など。
13保険機能による保険契約者へのインセンティブ策。
14まとめ

  

Copyright (C) 2007 Sophia University
By:上智大学 学事センター