2007年度上智大学シラバス

2007/02/21更新
◆化学物質と環境Ⅰ - (春)
中杉 修身
○講義概要
科学の進歩が生み出す化学物質はあらゆる面でわれわれの生活を支えているが、ものづくりの観点のみから開発・製造を続けてきたため、人や生態系に大きなリスクをもたらしている。このような化学物質による環境汚染や環境破壊が人の健康や生態系に及ぼすリスクの特徴やその評価方法について考察した上で、リスクの現状について考察する。また、このようなリスクの管理方法についても概観する。
○評価方法
出席状況(10%)、授業参画(20%)、レポート(70%)
○テキスト
テキストは基本的に講義の1週間前までにホームページに掲載する。
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1人間活動の2つの変化、量の増大と質の変化が環境にもたらした影響について概観した上で、科学の発展がわれわれの生活を支える一方でリスクをもたらした構図について考察する。
2レイチェル・カーソンの指摘に始まり、次々と新たな汚染が顕在化して生きた化学物質汚染の歴史について概観する。
3起源、侵入経路、汚染形態及び影響の4つの側面から化学物質汚染が持つ多様性という特徴について考察する。
4わが国での基準値の設定における考え方を中心に、化学物質リスク評価の方法に見ていくととともに、理論的な研究の状況についても概観する。
5化学物質汚染がもたらすリスクについて、環境モニタリング結果を中心に現状を評価するとともに、幅広い化学物質を対象としたリスク評価の試みについても概観する。
6規制と自主管理を組み合わせた化学物質リスク管理の状況について概観する。

  

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