2期生 F.A.
私は一年生の時、脳性マヒのBさんと出会いました。何年も前の先輩たちの頃から『関節拘縮や筋緊張の起こっているBさんの身体をマッサージする』というボランティアをしていると知り、私は友人とともに、このボランティアの担当学生を務めることになりました。それは、いま思うと、看護の道を目指す者にとっての喜びを感じたからかもしれません。脳性マヒについて何の知識もなかった私は、Bさんのお母様に教えていただいたマッサージを、ただひたすら行なっていました。はじめは力の加減がわからず、マッサージをするだけで精一杯でしたが、30分もたつと、コツがわかってきて、Bさんに話しかける余裕もでてきました。「Bさん、痛くないですか?」そう聞いた瞬間。会話のできないBさんが、満面の笑みを私に向けてくれました。その時の何ともいえない気持ちを、忘れられません。それは、のちに臨床実習で受けもたせていただいた患者さんから「ありがとう」と言われた時と同じでした。現在、Bさんは体調をくずされ、マッサージのお手伝いは休んでいます。またBさんが元気になったら、ぜひ活動を再開したいと思っています。