2期生 A.Y.
去年の秋、汗のかくことや痛みを感じることのできない病気“無痛無汗症”の子ども達が集まるシンポジウムで、子ども達の遊び相手になるというボランティアに参加した。“無痛無汗症”という病気は簡単にいうと「汗をかけないため自分で体温の調節ができない、痛みを感じないため骨折や見えない所の怪我や病気にも気がつかない」というとても珍しい病気である。
私が見たのは、まだ幼く病気のことが理解できずに走ったり、ぶつかったり、自分の病気にとってあまり良くない行動を平気でしちゃう笑顔のとっても可愛い子ども達と、弟達を病気の症状から守ろうと走らせないように、ぶつからないように一生懸命弟達の面倒を見ているお兄ちゃん達の姿だった。病院で入院している患者さんしか知らない私たちは、初めて患者さんと一緒に病気に立ちむかおうとする家族の姿を見た。小学生くらいの小さな子達が病気に正面から向きあっている姿は私には頼もしくもあり、少し寂しいようにも見えた。
私がこのボランティアを通して学んだことは、世界には私の知らない病気がたくさんあるということ、そして何より、いままで知ることの出来なかった患者さんを支える家族の姿だ。この貴重な経験を必ず“私の看護”に生かしていきたい。