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講座番号 0145 | いのちと法律―生殖医療のゆくえ

コーディネーター・講師 : 上智大学生命倫理研究所 町野 朔

コーディネーター・講師 :
上智大学生命倫理研究所 町野 朔

専攻分野 / 刑法、生命倫理
著作 /
『ヒト由来試料の研究利用:試料の採取からバイオバンクまで』、上智大学出版、2009年、
『バイオバンク構想の法的・倫理的検討』、上智大学出版、2009年、
『生殖医療と法』、信山社、2010年、
『医科学研究の自由と規制:研究倫理指針のあり方』、上智大学出版、2011年、
『移植医療のこれから』、信山社、2011年
eメール / machino@sophia.ac.jp

【講師】
浅 見 昇 吾 上智大学外国語学部、生命倫理研究所
石 原   理 埼玉医科大学医学部
青 木   清 上智大学生命倫理研究所(所長)
滝 澤 公 子 お茶の水女子大学 NPO法人 遺伝カウンセリング・ジャパン
矢 島 基 美 上智大学法学部、生命倫理研究所
梅 澤 明 弘 国立成育医療研究センター
本 田 ま り 芝浦工業大学工学部 共通学群人文社会科目
岩 田   太 上智大学法学部
荻 野 美佐子 上智大学総合人間科学部、生命倫理研究所

曜日・時間帯 木曜日 18:45~20:15 回数 12回
定員 40名 受講料 30,000円
  • テキスト :
    『生殖医療と法 学術会議叢書 (19)』櫻田嘉章ほか(共著)(日本学術協力財団)
    ISBN: 978-4-9904989-4-8 ¥1400円予定(初回講義で講師より販売)
  • 参考書(必須ではないが、講読により理解が深まるもの) :
    『生殖医療と家族のかたち』石原 理著(平凡社)
    ISBN: 978-4-582-85531-9
  • 資料 : 講師からプリントを配付します(無料)

 人の生命誕生の過程に医学が介入することは許されるのか、どの範囲で許されるのかは、現在は以前とは比較にならないくらい複雑な倫理的問題となっている。古くから問題であった人工妊娠中絶は出生前診断・着床前診断・新生児医療の問題と、深く倫理的に結びついている。出生する子に障害が予想されるときに、両親は、人々は、どう考えるのか。障害を持って出生した子への医療はいかにあるべきか。新しい出生前診断方法の臨床研究の開始は、日本人に大きな倫理的混迷をもたらした。
 1978年にイギリスで成功した体外授精技術は、不妊治療に大きな進歩をもたらしたとしてノーベル賞を受賞したが、人為的に人の誕生を操作する行為であるという非難は依然として続いている。この技術はさらに、代理懐胎、卵子提供による出産も可能とした。人工的方法によって母体外で作られた人の胚に遺伝子操作などを行い、生まれてくる子の資質を「改善」することも可能になるかもしれない。
 本講座は、実際に医療・研究の現場で問題に直面しておられる諸先生の問題提起を踏まえながら、日本社会のとるべき対応を、具体的に考えようとするものである。

講義スケジュール*一部変更になっております(20130422現在)
1 4月18日 生殖補助医療法?―国家は国民のReproductive Rightsを規制することができるのか 矢島
2 4月25日 遺伝と遺伝子―人の運命は決まっているのか 青木
3 5月9日 遺伝カウンセリングの役割―当事者の自己決定を考える 滝澤
4 5月16日 出自を知る権利―子どものアイデンティティーとは 荻野
5 5月23日 法律における「人」、人工妊娠中絶の法理―ヒトが人になるとき 本田
6 5月30日 Wrongful Birth & Wrongful Life―生まれざりしば良かりしものを? 本田
7 6月6日 生殖医療、生殖補助医療の現在と将来―人間はコウノトリを飛ばす 石原
8 6月13日 出生前診断―それは親の権利か 石原
9 6月20日 遺伝子診断の倫理―運命を変える 梅澤
10 6月27日 新生児スクリーニング―Newborn Screeningの効果と残余血液サンプルの研究利用をめぐっての合衆国の議論から 岩田
11 7月4日 新生児の医療―「話し合いのガイドライン」でいいのか 浅見
12 7月11日 総括―この講座は何だったのか 町野

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