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講座番号 2123 | 西洋中世キリスト教と「善」の思想

コーディネーター・講師 : 上智大学文学部教授 樋笠 勝士

コーディネーター・講師 :
上智大学文学部教授 樋笠 勝士

専攻分野 / 西洋古代中世哲学、美学芸術学、言語思想
著作 / 「アウグスティヌスにおける『記号論』の問題」(中世哲学会編『中世思想研究』46号2004年)、「アウグスティヌスにおける両義性の美学」(美学会編『美学』221号2005年)、「『神の摂理』―ストア派と教父思想」(中世哲学会編『中世思想研究』52号2010年)

【講師】
宮 本 久 雄 上智大学神学部教授
土 橋 茂 樹 中央大学文学部教授
今   義 博 山梨大学名誉教授
山 崎 裕 子 文教大学国際学部教授
桑 原 直 己 筑波大学人文社会系哲学思想専攻教授
長 町 裕 司 上智大学文学部教授
佐 藤 直 子 上智大学文学部教授

曜日・時間帯 月曜日 18:45~20:15 回数 13回
定員 40名 受講料 32,500円
  • 資料 : 講師からプリントを配付します(無料)

 2011年度に西洋中世キリスト教思想及び哲学の世界でもほとんど知られていない「美」という主題をとりあげ、自然美や芸術美、身体や魂の美、調和の美や一性の美、そして神の美といった「美」の思想について、その本質を一般的に探ると共に、キリスト教的な「美」の観念史をも描きました。この試みを豊かにすべく、本講座は、昨年度担当した中世キリスト教の哲学及び美学の専門家を再び結集させることにし、担当する各時代の哲学者を通じて、キリスト教の世界観に現れる多様な「善」の様相を史的に辿ることにしました。キリスト教的哲学において、「美」は「善」と共に論じられることが多いという事実があります。言葉(概念)が異なりつつも同義に用いられることもあり、テキスト解釈では苦労することが多いといえます。しかし、本講座では、「美」の概念を念頭に置きつつ、「善」を解明することで「美」の思想史的研究に貢献させたいと考えています。
 西洋中世哲学が論じるところの「善」と「美」は、神学的・形而上学的・倫理学的・芸術学的・神秘主義的視点の下にあります。これら独創的で豊かな視点の下、西洋中世思想の中でも光彩を放つ「美」の思想と並び立つ「善」の言説と思想を学んでゆきます。(企画:上智大学中世思想研究所)

講義スケジュール
1 10月1日 総論:西洋中世キリスト教思想における「善」の思想 樋笠
2 10月15日 聖書における善の思想 宮本
3 10月22日 東方カッパドキア教父における善の思想(1) 土橋
4 10月29日 東方カッパドキア教父における善の思想(2) 土橋
5 11月5日 西方教父とアウグスティヌスにおける善の思想 樋笠
6 11月12日 偽ディオニシオス・アレオパギテスにおける善の思想
7 11月19日 スコトゥス・エリウゲナにおける善の思想
8 11月26日 アンセルムスにおける善の思想 山崎
9 12月10日 トマス・アクィナスにおける善の思想 桑原
10 12月17日 ボナヴェントゥラにおける善の思想 樋笠
11 1月7日 エックハルトにおける善の思想 長町
12 1月21日 クザーヌス及び中世末期における善の思想 佐藤
13 1月28日 総論:「善」の思想と「西洋中世の美学」 樋笠

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