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総合人間科学部

総合人間科学部 | 教育研究上の目的及び人材養成の目的

本学部は、一人ひとりの人間を大切にする精神、人間の尊厳を重視する精神を育み、人間の尊厳実現のために貢献できる人材を養成することを目的としている。「ヒューマン・サイエンス(科学の知)」「ポリシー・マネジメント(政策・運営の知)」「ヒューマン・ケア(臨床の知)」の3つの知を柱とする科学的思考と総合的判断のできる人材の養成が目標である。全人的教養教育に根ざした専門教育を通じて、人間支援に関する基礎的および専門的な知識と専門職業人としての資質および技能を有する人材の養成を推進する。本学部の教育の目的は、以下のとおりである。

(1) キリスト教・カトリック精神に基づく人間観を深め、人類の普遍的価値を実現する人間形成をおこなう。

(2) 人間科学に関する他大学には類をみない総合的な観点から、教育学・心理学・社会学・社会福祉学等の理論、実践・臨床に関する学際的教育・研究を推進する。

(3) 人間支援のための実践や運営のためのデザイン・政策形成に積極的に貢献しうる人材の養成を促進する。

(4) 国際的視野に立つ他者理解と人間関係の構築および望ましい社会像の構築に必要な総合的・専門知識と実践能力を養成する。

今日、私たちが生きている社会はさまざまな困難をかかえている。そうした中にあって、本学部は、人間支援の実践・臨床や運営に関するデザイン・政策形成に貢献しうる人材の養成をめざしており、このことは社会の要請であり、本学部の使命である。

教育学科

本学科では、キリスト教ヒューマニズム、人間の尊厳を基底に置き、その実現のための教育およびその条件に関する研究を人間科学の観点からおこなう。誕生から死にいたるまでの人間の生き方全体に関わる事象を、さまざまな学問的アプローチを駆使して考察し、人間の成長・発達およびそれを取り巻く諸条件についての理解を深め、人間の尊厳実現の課題を多角的視点から研究する。国際化、生涯教育の時代にあって、21世紀に要請された国際性、教養および専門性を備えた人材を養成する。人間性と専門性に優れた教員を養成すると同時に、研究者のための基礎教育を行う。また、人間の尊厳、人間関係の観点、家庭・学校・企業・社会の観点、国際関係の観点を重視し、幼少児から高齢者に至るまでの人間形成、ヒューマン・ケア、国際貢献のあり方などの現実的課題を追求する。これによって、人間尊重の教育の意味と役割を自覚し、教育学の諸課題に対して柔軟に対応する人間的資質を備えた人材、つまり”men and women for others, with others”の精神を実践する人材を養成する。

心理学科

心理学は、人間の尊厳を重視し、人間の「心」に関する科学的アプローチを目指すものである。人間がよりよく生きるためには、自らの心の働きを的確に把握し、他者の心の動きを冷静にしかし暖かな眼差しをもって見つめることが必要である。このことはまた、時代の流れや社会の変化にともなって増加しつつあるさまざまな精神的問題や社会的問題を捉え直すことでもある。これらを追究するには、人間科学に関する知識を深め、それらを総合する力を必要とする。そのため、私たちが現実に生きている社会・文化を見つめ、国際的視野をもちつつ自らの価値観を相対化し、他者を深く理解するなかで、自己と他者の関わりを捉え直していける人間を育てることが重要である。本学科では、時代が求める「心」を探究する力を養成し、人の「心」をとらえるための総合的視野をもつ人材を育成することを目的とする。

社会学科

社会学は、人間の尊厳確保のために望まれる、公正で自由な社会の実現を目指し、さまざまな不平等・不公正を生み出すメカニズムの解明、多様な価値観やライフスタイルが共存できる社会制度や社会意識の探求を学問的な目的としている。本学科においても、その目的を意識し、社会と人間の相互関係への視点を基本に、人間の誕生から死に至る、ミクロからマクロまでの多くの社会集団や社会制度(家族・組織・共同体・国家等)を研究対象とし、理論的・実証的な知見の獲得、その現実社会への応用力の育成を教育の目標にしている。その目標達成のために、国際的な視野と自由な人間性を重視する立場から、新たな社会事象や社会問題を総合的に分析する力を、学生が身につけていけるよう心がけている。本学科では、それらを通じて、社会制度や社会環境の改善に向けて、建設的な視点で政策や実践を構想・提言できる人材を社会に送り出していくことを目的としている。

社会福祉学科

21世紀にふさわしい人間の尊厳が重視される社会の構築には、社会福祉の働きが欠かせない。今日、さまざまな改革が迫られている従来の社会福祉から脱却し、人間の尊厳が重視される社会を、地域社会で、日本で、海外で創り出していくことが必要であり、それに応えられる人材の輩出が求められている。本学科では、人間の尊厳が重視される福祉社会の実現を目指して、直接的に支援をおこなう臨床福祉分野と、福祉政策・運営管理といった社会福祉の経営・運営管理や政策分野の実践・研究の両面で能力を発揮できる人材を育成することを目標としている。人間支援に関する実践・臨床と運営管理、さらに政策形成を担う人材の育成をするとともに、幅広い知識、教養を持った真にヒューマンサービスを担いうる人材、地域、現場で、行政で指導的役割が果たせる人材を育成するために広さと深さを有した専門職の基礎的教育をおこなうことを目指している。

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