
総合人間科学部におけるカリキュラム・ポリシー
それぞれの適性と自己の将来像を見定めつつ、各年次において段階を追ったカリキュラムを編成しています。一年次の基礎ゼミ、総合人間科学入門をはじめとする学部共通科目群の設定により、学部共通の研究・教育の方針を明らかにしたうえで、各学科ともに小人数の演習を中心に個別指導し、かつ臨床教育による経験目標を得ながら、それぞれの専門領域の理論を単なる座学として学ぶだけではなく、実践の場において検証するよう努めています。
【教育学科】
本学科では、3つの領域(「基礎的領域」「実践的領域」「国際的領域」)の学びをとおして、教育学が構築してきた独自の学問性を身につけるとともに、人間尊重の教育を実現する力を養成します。1・2年次には各領域の基礎を学ぶとともに、教育に関連する科目を幅広く修め、その上で、3年次のゼミ(演習)を選択します。そこで人間と教育をめぐる諸問題に専門的な立場からアプローチする力を身につけ、その成果を4年次の卒業論文にまとめることによって、幅広い教育学的教養と研究・実践力を備え、国際社会でも活躍できる資質を獲得します。
【心理学科】
本学科は、人間の「心」に関する科学的アプローチを通じて、人間がよりよく生きるために必要な、自らの心を的確に把握し、他者の心の動きを冷静にしかし暖かなまなざしをもって見つめる視点を養成します。カリキュラムは講義・演習・研究法の3つから構成され、研究に必要な基本的な事項や技法について、段階的かつ体験的に学ぶことができます。
【社会学科】
本学科は、学位授与に向けた人材養成の目的を達成するため、以下の趣旨を盛り込んだ科目群によってカリキュラムを構成します。
1. 基本的な社会学的視点を身につけ、問題関心を社会学的に設定する方法について、少人数の演習によって1年から4年まで指導すること。
2. 社会学の基幹となる「理論と方法」について、社会学理論によって論理的思考法、問題意識の概念化・モデル化を理解し、社会調査法によって質的調査および量的調査を学習し、社会現象の分析能力を養うこと。
3. 身につけた理論と方法を現代社会の特定領域に応用して、その構造と変容の理解を深めること。
4. 各自の問題意識にもとづいて研究課題を設定し、人間の尊厳を重視したグロ-バルな視野から、高度な社会学的な分析と考察ができる力を養成すること。
【社会福祉学科】
本学科では、基礎科目群、政策運営管理系および福祉臨床系科目群、アドバンス科目群、関連科目群および専門科目等を各年次において段階的・体系的に取得できるようカリキュラムを編成しています。他大学にはない多様な科目群の配置により国家試験科目等に限られず、学生が広く、深く、より専門的・学術的に学び研究することができるカリキュラムを構成しています。学問的に高水準かつ実務界に影響を与えるような政策運営管理に関する教育研究体制とともに、講義と演習・実習を関連づけ、理論と実践(臨床)を結びつけたカリキュラムとし、自ら理論と実践とを結び付けて考えることができるよう配慮しています。
【看護学科】
本学科では、総合大学という教育環境の利点を生かし、かつ総合人間科学部という5つの学問領域の学術の相互連関のもとに教養教育と高度な学術にもとづく看護教育をおこなうことを基本とします。そのため4年間においてさまざまな他学部他学科の科目履修を奨励するとともに学部共通科目を設定し、特定の専門に偏ることなく、幅広い領域におよぶ学問的関心を持たせ、社会の変化や多様性に自律的かつ柔軟に対応できる素養を涵養します。そのうえで、地域看護や国際看護、学校看護、看護統合などのキャリア形成に資する科目を履修し、各年次毎に教育テーマを設定し、ヒューマンケアに関する理論・実践・研究を発展させ、他領域の知見を学び、政策・サービスマネジメントなどを含めて看護をめぐる諸問題に対応しうる研究・実践力を備え、国際社会でも活躍できる資質を形成します。