
人間形成の学問ともいえる教育学は、人の成長・発達に関連するすべての事象を研究対象とし、そうした諸現象を思想、歴史、社会学、心理学、比較、実践、政策といった多様な視点から考察し、意義づける総合的学問です。
本専攻では教育哲学、日本教育史、外国教育史、 教育社会学、学校教育学、生涯教育学、異文化教育学、国際教育学の8つの専門領域を研究する教員が、理論と実践の両面にわたって研究を行いながら、国際化時代に求められる現実科学としての教育学を究めています。
博士前期課程は大学院生の専門分野に応じて、研究の基礎的資質を育て高めることを重視しています。指導にあたっては特殊研究分野に偏ることがないように8領域全体に目を配り、多面的に研究方法が修得できるように配慮しています。2年次春学期には修士論文の中間発表が行われ、全教員から指導と助言を受けます。修士論文の内容を着実に高める絶好の機会となっています。
博士後期課程では、専門分野を深く掘り下げた研究に取り組み、課程博士論文の完成を目指します。そのために指導委員会が編成され、 論文作成に向けた指導が行われます。平成20年度に2名、21~23年度に各1名、博士号を授与しました。また学会での発表に向けた細やかな指導も行われています。
教育に関する根源的・本質的な諸課題に対して、キリスト教的価値観を踏まえながら、日本ならびに西欧の歴史的、哲学・思想的な知の蓄積に基づき、積極的に対峙し、探究しています。
グローバル化する今日の多様な社会における教育の理念的・実践的なあり方に関して、欧米諸国のみならずアジア諸国や開発途上国の経験を取り込みながら、国際的な視野のもとで研究・教育に取り組んでいます。
教育学の社会的な意義や今日的な役割について多角的に考察するとともに、研究と実践を架橋することを目指しています。
小学校「外国語活動」における政策動向と授業実践研究
実践力を重視したフィンランドの学校教育の特質
大学職員の職業能力開発に関する研究
教育学的人間学における自己実現
現代イギリスの社会的状況と公立初等学校における英語科政策の関係性に関する一考察
現代フィリピン初等教育におけるマカバヤンの課題と展望
大正・昭和初期における国際教育論の展開
Intercultual Contact Problems and Coping and Adjustment Strategies of Fillipino White-Collar Workers Employed in Japanes Organizations
情報化社会における教育システムの成立条件とは何か
現代学校評価構想の政策転換に関する一考察
第二言語としての英語教育における多文化教育の可能性と課題―アメリカ・ニューヨーク州におけるESLプログラムの事例―
昭和初期におけるペーターゼンのイエナ・プランの受容
高学年造形遊びにおける授業者の専門知に関するナラティヴ的探求
病弱教育における教員と看護師との連携に関する研究―医療センター内に併設する学校に着目して―
音楽教科書における伝統文化
死生観教育の理論に関する研究―ハイデッガー、及びレヴィナスの時間論への考察から―