
10号館講堂で行われた記念式典には多くの関係者、在校生、卒業生が集まった
10月27日、理工学部創設50周年記念行事として記念式典、記念講演および記念祝賀会が行われました。
記念式典では、はじめに髙祖敏明理事長が、理工学部の発展に尽力した教職員、学生、卒業生に感謝の言葉を述べるとともに「これからも時代のチャレンジに果敢に取り組み、世界と人類家族に貢献していくことを期待したい」と挨拶しました。
次に滝澤正学長は、理工学部の創設によって、上智大学が真の総合大学として発展していく基盤が形成されたことを紹介し「理工学部が名実ともに文理融合教育の実現を一体的に担っていくことが本学の発展にとって大きな目標だ」と話しました。
そして、早下隆士理工学部長がスライドを使って理工学部の50年間にわたる歴史と現在に至る取り組みを紹介。「50年前の理念を受け継ぎつつ上智大学にしかできない新しい理工学部の創出を目指す」と語りました。
ドイツ・ケルン大司教区ヨアヒム・マイスナー枢機卿への感謝状贈呈(フランツ・ヨゼフ・モール上智学院元財務担当理事が代理で受け取る)
続いて理工学部創設にあたりドイツ・ケルン大司教区から多大な援助があったことからヨアヒム・マイスナー枢機卿に対し感謝状の贈呈が行われました。
マイスナー枢機卿の代理としてフランツ・ヨゼフ・モール上智学院元財務担当理事に感謝状が渡されました。
枢機卿からの祝辞として「理工学部と上智大学全体に神の祝福とさらなる成功をお祈りいたします」との祝辞が読み上げられました。
その後、眞﨑修後援会会長と和泉法夫ソフィア会会長の祝辞があり、式典は終了しました。
野依良治氏の記念講演
次に、独立行政法人理化学研究所理事長で2001年にノーベル化学賞を受賞した野依良治氏による「新時代の科学、技術を担う若者へ」と題した記念講演が、早下理工学部長の司会進行のもと行われました。
野依氏は自身の終戦後の困難な体験や、ノーベル賞を受賞した湯川秀樹博士に憧れた思い出を紹介しながら「化学を学び、科学技術者として産業界で製品を作り、世の中を良くしようと子ども心に考えた」と科学者を志したきっかけを語りました。
さらに、「これからの指導者は自らの文化に誇りを持ちながら、世界を俯瞰し、多様な価値観を持つ多国籍集団を束ねる能力を備えることが必要。若者達はそのための準備を怠ってはならない」と学生達を激励しました。
そして「これからの科学技術は、世界の人々の基本的な生存権の保全に貢献しなくてはならなく、その担い手は学生諸君であり、若い研究者だ」と講演を締めくくりました。
その後、記念祝賀会がホテルニューオータニで行われました。