
一人ひとりに語りかけるように、グリーフケアについて説明する高木所長
東日本大震災から4か月目を迎えた今、被災地では、山積みとなった瓦礫の撤去作業が急ピッチで行われ、復旧への兆しが伺える。
しかしながら一方で、悲惨な状況下におかれている人々は疲れ果て、憔悴しきった姿も随所に見られ、今なお避難所で暮らす人々、見知らぬ隣人との生活が始まり仮設住宅で暮らす人々、その他多くの人々の生活が一変し、戸惑いを隠しきれないでいる。
このような状況下にあって、今、最も必要とされる支援の一つが「グリーフケア(悲嘆ケア)」である。7/11(月)岩手県釜石市において、本学グリーフケア研究所によるセミナーが行われた。
これは、カリタスジャパン仙台教区サポートセンターからの依頼を受け、釜石ベースキャンプ(カトリック釜石教会)にて実施されたもの。釜石市内の講演会場(市民会館・体育館等)は被災しているか、避難所として使用されているので、教会を会場として行うこととなった。
セミナーは教会で行われた
当日は、髙木慶子グリーフケア研究所長が、「悲しみに寄り添う」というテーマで講演を行い、約80人が参加した。自分にとって大切なもの、愛する人やいろいろなものを失った人が、その悲嘆(グリーフ)を乗り越えようとする心の動きは決して「変ではない」。人と人とのつながり、分かち合いのなかで、グリーフは癒され、いつの日か終結に向かうと参加者に語りかけた。