
外部評価委員を交えてのディスカッション
3月1日、2011年度女性研究者ロールモデリング国際シンポジウム「世界に並び立つ女性研究者たち」を開催しました。本学では、2009年より男女共同参画の意識啓発と、研究環境の整備を通じてグローバル社会に貢献できる女性研究者の育成を目的とした「グローバル社会に対応する女性研究者支援」プロジェクトを推進してきました。特に理工学部をモデルとした本プロジェクトは、2009年に文部科学省から「女性研究者支援モデル育成」プログラムにも採択されています。今回のシンポジウムは、過去3年間にわたる本学の女性研究者支援事業の成果を総括するものとして実施されました。
第1部の基調講演では、日本の男女共同参画推進政策に長く携わってこられた文部科学省高等教育局長の板東久美子氏が、日本の学術・科学分野における男女共同参画の実態について講演。状況は改善してきていものの、先進する海外諸国と比較するとまだ不十分であるとの見解を示し、国として女性研究者が活躍できる環境整備を推進するための必要性を語りました。板東氏は「多様な人材育成の中核を担う大学は、男女共同参画について率先して推進していく使命がある」と、今後の大学の取り組みに期待を寄せました。続いて、米国の科学技術振興を推進する米国国立科学財団東京事務所長のアン・エミッグ氏、そして中国を代表する名門大学である清華大学で教鞭を執る童 愛軍教授が登壇し、それぞれの国での女性研究者支援の実情について講演しました。
第2部では、ユー・アンジェラ学術交流担当副学長が本学の3年間にわたる活動の事業成果を報告。それに基づく外部評価委員によるディスカッションが展開され、各委員からはグローバル・メンター制度など国際的な取り組みが特に高く評価されました。ユー副学長は「プロジェクト終了後も、新たに設置した男女共同参画推進室を中心に、従来の取り組みを更に発展させ、本学が女性研究者支援においてモデル大学として牽引役になれるよう取り組んでいきたい」と強い決意を述べ、シンポジウムを締めくくりました。