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モハメッド=アブドゥル・ラティフ・ジャミール氏に名誉博士号を授与

滝澤学長より称号記が授与される

10月5日、上智大学はモハメッド=アブドゥル・ラティフ・ジャミール氏のグローバル社会・教育・文化への多大なる貢献に鑑み、本学の名誉博士号を授与いたしました。

 ジャミール氏は、1978年に米国マサチューセッツ工科大学で理学士号を取得しましたが、1974年から2年間本学の国際部(現国際教養学部の前身)に在籍し、経営学を学びました。現在はサウジアラビア王国に本社を置くアブドゥル・ラティフ・ジャミール社の社長を務めています。同社は1945年に創業され、1955年に中東でトヨタ自動車の販売総代理店となり、のちにALJグループとして発展を遂げ、中東はじめヨーロッパ、日本、中国各国において電気機器、テクノロジー起業投資、不動産、サービス業などの幅広い分野で事業を展開しています。

 また、ジャミール氏は社会奉仕家としても知られており、特にグローバルな貧困問題、雇用問題、経済成長について関心を持ち、多方面にわたって多大な貢献をされてきました。貧困問題の緩和のため、J-PAL(Abdul Latif Jameel Poverty Action Lab)がジャミール氏の支援により2003年に発足しました。貧困緩和のための科学研究とテクノロジー開発助成を行い、2013年までに、全世界に暮らす貧困層一億人の生活を改善することを目指しています。2006年には、同年のノーベル平和賞受賞者ムハマド・ユヌス氏の名に因んだユヌス・チャレンジ(Muhammad Yunus Challenge to Alleviate Poverty)を発足させ、20カ国以上における伝染病、大気汚染、エネルギー・ストレージ、衛生問題についての様々な対策プロジェクトを支援しています。さらに、グラミン・ジャミール・汎アラブ・イニシアティブ(Grameen-Jameel Pan Arab Initiative)において、貧困層に無担保融資を行うことを通じて、2011年までに150万人の雇用を創出しようとされています。そして、文化・教育活動についても多大な貢献をされています。2006年に設立された共存基金(Conexist Foundation)は、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の平和共存推進のための支援活動を行っています。この基金により2007年にV&A美術館で開催された展覧会では、前述した3つの異なる宗教の教典や美術品を同時に展示するという初めての試みが行われ、絶賛されました。教育面では、「1001の発明」("1001Inventions”)という教育イニシアティブへの出資や、MITに在籍する中東およびアジア出身学部生を対象としたジャミール・トヨタ奨学金による経済支援等が挙げられます。

左から高祖上智学院理事長、ジャミール氏、滝澤上智大学長

 こうした社会貢献と財界における国際的リーダーとしての功績により、ジャミール氏はこれまでに数多くの賞を受けられています。なかでも特筆すべきは、2009年に受賞されたオスロ・ビジネス平和賞(Oslo Business for Peace Award)です。これは、倫理的行為と平和の推進に多大な貢献を果たした実業界のリーダーに授与される大変栄誉ある賞です。 

 貧しい人々を救援するジャミール氏の理念は、本学の教育理念である”Men and Women for Others, with Others”に極めて近しいものです。また、同氏の社会的貢献に基づく助言がいただければ、本学のイスラム研究をはじめとしたグローバル・イシューに関する教育・研究現場にとって大変有意義なことであると期待されます。

 称号記授与式の後、ジャミール氏による記念講演会 "The business of unemployment is the business of us all (失業のビジネスは万人の課題)" が行われ、詰めかけた学生たちを大いに勇気づけました。

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