
東日本大震災について(理事長・学長からのメッセージ)
この度の東日本大震災により、尊い人命が多数失われたことに対し、上智学院・上智大学を代表して深く哀悼の意を表します。お身内やご友人を失われた方々の悲しみはいかばかりのものでしょう。心からお悔やみを申し上げます。
また、この地震は広域にわたり津波、土砂崩れ、火災、建物崩壊等、大規模な災害をもたらしました上に、現在でも原子力発電所事故の脅威に憂慮する日々が続いています。被災された皆様、そして現在も避難所でのご不便な生活を強いられているすべての方々にお見舞いを申し上げます。
【学生諸君へ】
四谷キャンパス構内では、2007年度以降4年間にわたる耐震補強工事を進めてきましたが、その工事の成果もあり、この大規模地震による人的被害は一切なく、また施設設備の損傷も軽微なものに止めることができました。大学では間もなく学年末、そして新年度を迎えますが、日常の教育研究活動並びに諸行事の実施に関して細心の注意を払い、何よりも学生の安全確保を優先する措置をとる所存です。この方針に基づき、本年度の学位授与式挙行を断念する決定をしたことは既報のとおりです。卒業・修了する者にとっては一生に一度の大切な記念となる日であり、喜びを分かち合う場を奪う苦渋の決定ですが、今日の被災地の状況、被災地出身の学生の苦境、電力・交通事情等を勘案すると、やむを得ない措置ではないかと思量します。
今、私たちはこれまでに経験したことのない困難に直面しています。学部の卒業生、大学院の修了生にあっては、この国難ともいえる悲惨な状況を正視し、社会に巣立った後も日本の復興と被災された方々の支援に尽力してくださるよう、切にお願いいたします。
【ソフィア・ファミリーの皆さまへ】
この度の地震発生直後から、本学の義援金募金活動に対し多くの皆さまから心温まるお見舞いとお志を頂戴し、厚くお礼を申し上げます。
本学の建学の精神である、「他人を思いやり、社会のために奉仕する精神」をもってすれば、この危機的状況を必ずや克服できると信じます。本学の教職員は今、全力でこの難局に取り組んでおりますが、卒業生の皆さま、在学生とご父母の方々等、ソフィア・ファミリーの皆さまのご支援、ご協力を得ながら、この困難をともに乗り越え、被災された方々を物心両面で支えることができますよう、心から祈念するものです。
2011年3月22日
上智学院 理事長 髙祖 敏明
上智大学 学 長 石澤 良昭