
上智大学は2011年7月、ラオス人民民主共和国教育省と「高等教育強化プロジェクト」への協力について覚書を締結しました。2012年春より、初めてラオスから留学生を受入れることとなったことを受け、受入に関する関係者の尽力への謝意と、選考のプロセスで出た課題、今後の受入についての協力体制の確認などのため、関係者一団が来訪しました。学長、副学長、受入研究科教員との面談後、春から入学した3名の学生とも面会しました。
ポンフェット局長から滝澤学長に記念の額が贈呈されました
このプロジェクトは、同国の国立大学教員および教育省職員を対象に英語で修士号、博士号を取得できる海外留学を支援し、未だ発展途上である同国の高等教育機関、教育行政を発展させるための人材育成に貢献するものです。
人口約630万人のラオスには5つの国立大学がありますが、最古にして最大規模のラオス国立大学でさえ創立15年であり、教員の博士号・修士号取得者数は少なく、個々の教員の能力強化、大学のカリキュラム強化が急務となっています。
ラオス教育省には、本プロジェクトを通じて同国の大学や教育行政を強化し、教育力、研究力の向上を図って同国の大学への信頼度を高め、将来的には労働市場、就職先確保にリンクさせて国全体の教育力の向上、社会開発へと繋げていきたいという強い意向があります。
上智大学は「Men and Women for Others, with Others(他者のために、他者とともに)」の教育精神に基づいてこのプロジェクトに賛同し、アジア開発銀行(Asian Development Bank:ADB)と連携して留学生の受入れと必要な費用を分担しています。
2012年春学期には国立大学教員3名がそれぞれの専門分野に基づいて、教育学専攻、グローバル社会専攻、地球環境学専攻に入学しました。3名は帰国後に本学で学んだことを国のために活かすべく、高いモチベーションで新学期を迎えています。
なお、本プロジェクトでは今後5年間で総勢10名を受入れる予定であり、入学金、学費を主とした費用を上智大学が負担いたします。このプロジェクトに充てるための募金を受け付けておりますので、ご理解、ご賛同いただき、ご協力を賜りたくお願い申し上げます。